日本各地の仮面神や鬼が集結!銀座メゾンエルメスで、シャルル・フレジェの新作写真展

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世界各地で民族衣装や祭礼のコスチュームなど撮影している、フランスの写真家、シャルル・フレジェ。彼が、日本国内の58ヵ所で取材した新作を発表する写真展が開かれるそう。私たちも知らなかった、日本のユニークな姿を再発見して。

「銀座メゾンエルメス フォーラム」では、2016年2月19日(金)から5月15日(日)まで、「YOKAINOSHIMA(ようかいのしま)」シャルル・フレジェ展を開催。日本の田畑や自然に潜む鬼や妖怪、仮面をつけた神の化身などの写真100点以上を展示する。作品に取りこまれた、ユーモラスで神秘的な日本の姿が楽しめる展覧会になっているとか。

写真は、長崎県の福江島に伝わる豊作祈願のお祭り「オネオンデ」の様子。作物の芽が早く出るようにと思いを込めたお盆の念仏踊りで、「オネオンデ」は「出ておいで」を意味するそう。

このほか、国の重要無形民俗文化財でもある秋田県男鹿市の「なまはげ」(写真)や、大分県の国東市、岩手県釜石市など、日本58ヵ所で撮影した写真が並ぶ。

会場構成は気鋭の若手建築家・松島潤平さんで、普段は写真展がむずかしいとされるガラスブロックのスペースを、自然光をいかした空間に仕上げているという。


2010年から2011年にかけて撮影されたフレジェの代表作である「WILDER MANN(ワイルダー マン)」シリーズも共に展示されるそう。ドイツ語では「ヴィルダーマン」、フランス語では「オム・ソヴァージュ」と呼ばれる「ワイルドマン」は獣の格好をした存在で、冬の間にヨーロッパ各地で行われる伝統的な儀式に登場する。

写真は、山羊の衣装をまとい、 “スラティ”という毛皮のフードをかぶった「Babugeri(バブゲリ)」。ブルガリアの1月1日に行われる儀式で、豊作や子宝に恵まれるように祈願するとか。

日本を妖怪の島として眺めたら、新鮮な気持ちで各地を訪ねてみたくなるかも。

画像 上:「Oneonde」Karidate, Fukuejima, Nagasaki prefecture (Japan), YOKAINOSHIMA series, 2013-2015
画像 中:「Namahage」 Ashizawa, Oga , Akita prefecture (Japan), YOKAINOSHIMA series, 2013-2015
画像 下:「Babugeri」Bansko(Blugaria), WILDER MANN series, 2010-2011
ALL IMAGES:Copyright(C)Charles Freger