10日、中国では近年故郷に帰ると親から結婚をせかされることに嫌気が差し、故郷に帰らない人や恋人のレンタルサービスを利用する人が増えている。さらに、大金をはたいて「独身でも幸せ」と広告を出す人も現れた。資料写真。

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2016年2月10日、旧正月連休に突入している中国。この時期になると、遠く離れている家族が一堂に会し団らんの時間を過ごすが、パートナーがいない若者にとっては苦痛の時間になることもある。中国では近年故郷に帰ると親から結婚をせかされることに嫌気が差し、故郷に帰らない人や恋人のレンタルサービスを利用する人が増えている。さらに、大金をはたいて「独身でも幸せ」と広告を出す人も現れた。

新華社通信によると、広告を掲載したのは「反結婚催促連盟」と称する団体で、過去に親から結婚をせかされたことのある若者が集い、ネットで資金を集め広告を掲載した。掲載場所は人が多く行き交う北京市の地下鉄駅で1カ月間の掲載に3万8000元(約66万円)を費やした。

中国次世代を見つめる活動委員会健康体育発展センター(中国関心下一代工作委員会健康体育発展中心)が先月発表した調査報告では、調査協力者の8割近い人が親に結婚をするよう圧力をかけられたことがあると答えており、25〜35歳の若者が最もプレッシャーを感じているという。

こうした圧力を払拭(ふっしょく)すべく「反結婚催促連盟」を立ち上げた発起人の1人である男性(33)は、「親と子どもにはジェネレーションギャップが存在し、結婚において意見を一致させるのは難しい。地下鉄の広告が社会の注目を浴び、家族に私たちの心の声が届くことを願っている」と語っている。彼らが出した広告には、「親愛なるパパとママへ、どうか安心してください!。世界は広く、いろんな人生がある。独身でも幸せになれるよ!」と書かれている。(翻訳・編集/内山)