全てを理解し受け入れるために……女子が気になる「妊娠中絶のリスク」

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中絶は、望まない妊娠から解放されるための唯一の手段である一方、そこには必ずリスクが伴います。そのときの状況や感情に流されて、よく理解しないまま中絶することは避けたいですよね。知らなかったでは済まされない「中絶のリスク」について社会人の女性に聞いてみました。

■次の妊娠に伴うリスク

・「次の妊娠のときに同じ週数で流産しやすくなる。体が、赤ちゃんを出す時期だと一度覚えてしまってるからだと聞いた」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「繰り返していると早産のリスクが高くなる、妊娠がしにくい体になると聞いた」(25歳/食品・飲料/専門職)

中絶はしても、いつかは子どもを産みたいと考えている女性にとって、今後の妊娠に伴うリスクは無視できません。妊娠の経過に異常を来すのでは? と不安に感じている人も多いようです。

■妊娠しにくい体になる?

・「胎内が傷つきやすく、妊娠しにくい体になることも」(31歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

・「何度も中絶をしてしまうと赤ちゃんができない体になってしまう。2回おろしたときに言われたそうです」(22歳/小売店/販売職・サービス系)

昔から、何度も中絶を繰り返すと不妊になると言われていますが、必ずしもそうなるとは限りません。ですが術後の経過によっては子宮や卵管が元の状態に戻らず、妊娠がしにくくなる可能性もあるようです。

■目には見えない心の傷

・「一生忘れられないような気がする」(28歳/情報・IT/技術職)

・「精神的に落ち込みそう。うつとかになりそう」(34歳/医療・福祉/専門職)

たとえ術後の経過がよく、かわいい我が子を産むことができても、人工的に子どもを排除した記憶は残り続けるもの。中絶後は、体のケアと同時に、メンタル面でのケアもしっかりと行う必要があります。

中絶手術そのものに関するリスク

・「残骸が残ってしまう恐れがある」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「子宮に傷がついたりしそうだし、体に負担がかかりそう」(29歳/学校・教育関連/専門職)

中絶手術の成功率は決して低いわけではないものの、体に大きな負担がかかることは事実です。どんなことに対しても言えることですが、人がやる仕事に100%はありません。感染やミスが起きる可能性も少なからずあることを忘れてはいけませんよね。

■まとめ

中絶という選択が正しいか間違っているかを、他人が判断することはできません。妊娠していない体に戻るためにはすべてのリスクを受け止める必要があります。「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないよう、正しい知識を得て、自分にとってベストな選択をしたいものですね。

(ファナティック)

※『マイナビウーマン』にて2016年1月にWebアンケート。有効回答数209件(21歳〜34歳の働く女性)
※画像はイメージです