ドコモの長持ちスマホは「Xperia」と「Galaxy」? スマホを長く使う方法とは
その影響もあり、ドコモ販売の中古スマホは価値が跳ね上がっている。
理由は、格安SIMの大半はドコモネットワークを利用しており、ドコモ販売のスマホならSIMロックを外さなくても使えるからだ。
となれば、長く使えるドコモのスマホなら中古での買い取りや、自分で旧製品を使う際にも大きなメリットになる。
何より、せっかく買ったスマホなので、長く大切に使いたいものだ。
スマホが長く使えるか、そうでないか、それは、新しいOSかどうかで決まる。
なぜなら、OSが古くなってしまうと、セキュリティ対策の安全面やサービスやアプリの互換性が維持できなくなり、買い替えが必要になってしまうからだ。
つまり、最新のOSにアップデートされるスマホが、長く使えるスマホということなのだ。
問題は、全てのドコモのスマホが最新のOSにアップデートされるわけでないという点だ。
●OSアップデートされるのは一部モデルのみ
ドコモは、最新のAndroid 6.0（コードネーム：Marshmallow）にアップデートするスマホを発表した。
大手ケータイキャリアのスマホは、全てアップデートされるわけではない。
その理由は、
・スマホのスペックが最新OSに対応できない場合がある
・一部のワンセグなどの国内独自の機能が、最新OSに対応できない
・あらかめインストールされているアプリが最新OSに対応できない場合がある
・正常に動作するか確認ができていない
といった、上記の4つが主なものだ。
OSアップデートを行って、
「アプリが動かなくなった」
「スマホは異常動作してしまった」
といった状況が発生したら、キャリアとしても大問題だ。
●OSアップデートするとなにがいいの?
「イマの状態でも使えている」だからOSをアップデートしなくてもいいのでは? と、思う人もいるだろう。
しかし、それは大きな間違いだ。スマホを長く使うには、アップデートは不可欠なのだ。
なぜならば、
・新しく追加された機能に対応ができない
・現在使っている機能が、今後も使うための対応
・現在使っているアプリを今後もつかうために対応
・現在起きている危険に対するセキュリティの向上
・旧OSや現在のOSの不具合やバグの修正
・バッテリーの省電力化と管理の改善
と、さまざまな新しい機能だけでなく、これからもスマホを安全に安心して使えるのだ。
つまり、アップデートが継続されるモデルこそ、長く使えるスマホと言えるのだ。
●どのスマホが長く使えるの?
今回、ドコモはAndroid 6.0へのアップデート対象機種として20モデルを発表した。
・AQUOS ZETA SH-03G
・AQUOS ZETA SH-01H
・AQUOS Compact SH-02H
・ARROWS NX F-04G
・arrows Fit F-01H
・arrows NX F-02H
・GALAXY S5 SC-04F
・GALAXY Note Edge SC-01G
・GALAXY S5 ACTIVE SC-02G
・GALAXY Tab S 8.4 SC-03G
・Galaxy S6 edge SC-04G
・Galaxy S6 SC-05G
・Xperia Z3 SO-01G
・Xperia Z3 Compact SO-02G
・Xperia Z4 SO-03G
・Xperia A4 SO-04G
・Xperia Z4 Tablet SO-05G
・Xperia Z5 SO-01H
・Xperia Z5 Compact SO-02H
・Xperia Z5 Premium SO-03H
各モデルのアップデータの準備が整い次第、具体的なアップデート時期が発表される。
ここで注目したいのは、ブランドごとにOSアップデートの対応モデルの数に差があることだ。
・AQUOS（シャープ） 3モデル
・arrows（富士通） 3モデル
・Galaxy（Samsung） 6モデル
・Xperia（ソニーモバイルコミュニケーションズ） 8モデル
このように、海外でも販売されているブランドモデルほうが、OSアップデート対応しているモデルが圧倒的に多いのだ。
●長く使いたいなら、買いは「Galaxy」と「Xperia」
これらの結果をみれば、一目瞭然だ。長く使えるスマホは、
「Galaxy」シリーズ
「Xperia」シリーズ
ということだ。
この2ブランドであれば、長くOSアップデートに対応される確率が高い。
当然、長い期間、最新の機能とサービスを受けられる可能性も高い。
例えば、
機種変更後にも、格安SIMなどを入れてサブスマホとして運用も十分に可能となる。
また、
AppleのiPhoneシリーズ
GoogleのNexusシリーズ
も、かなり長い間アップデートされるブランドだ。
こちらも、格安SIM活用や中古の高価格の買い取りという観点からも長く使えると言える。
1つのスマホを長く使っていきたい。
機種変更した後でも、サブスマホとして使いたい、
格安スマホで活用したい。
と、考えいぇいる人であれば、OSアップデート対応が手厚いブランドを選択することをオススメする。
・Android(TM) 6.0へのバージョンアップ予定製品について｜NTTドコモ
布施 繁樹
