8日、中国のインターネット上に「中国外交部がうそをついた」と指摘する文章が掲載された。写真は中国のパスポート。

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2016年2月8日、中国のインターネット上に「中国外交部がうそをついた」と指摘する文章が掲載された。

外交部のうそとは、「一般旅券を所持する中国人に対し、ビザを免除したり、到着時のビザ(アライバルビザ)を発給したりする国は53カ国に上っている」という外交部責任者の発言を指したもの。投稿者は中国とビザ免除協定を結んでいる諸外国(108カ国)の一覧表を掲載し、「真面目に3回ほど数えたが、実際に中国の一般市民にビザ免除を認めているのは聞いたこともないような小国だけだ」と指摘した。

現時点で一般の中国人旅行者に対してビザ免除措置を取っているのはバハマ、フィジー、グレナダ、モーリシャス、セーシェル、サンマリノの6カ国だけ。

投稿者は「6カ国と53カ国とでは差がありすぎる」「中国人の誇りを高めるために108カ国という数がアピールされているが、実際は外交旅券が対象になるケースがほとんど」などと感想を述べ、「公にされている情報について外交部関係者は公然とうそをついた。官製メディアもこれをそのまま広めている」と非難、「国民の自尊心や幸福感を高めるどころか、逆に政府やメディアに対する信頼を損ね、虚偽捏造(ねつぞう)が横行するような雰囲気を作り出してしまう」と懸念の言葉をつづった。(翻訳・編集/野谷)