9日、中国メディア・今日頭条は、日本旅行家でコラムニストの女性が記した「訪日中国人観光客が日中関係を正常化させる」と題するコラムを掲載した。資料写真。

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2016年2月9日、中国メディア・今日頭条は、日本旅行家でコラムニストの女性が記した「訪日中国人観光客が日中関係を正常化させる」と題するコラムを掲載した。

執筆者は黄文[火韋](ホアン・ウェンウェイ)氏。黄氏は、最近メディアで取り上げられる「日中関係」は、かつての日中の高官の談話から中国人観光客の話題へと変化しており、それが日中共通の話題になっているという。日本のメディアが中国人観光客の動向を報じ、中国メディアはそれを追いかけて観光客の“爆買い”の様子や日本式の心のこもったサービスなどを紹介する、といった流れが出来上がっているというのだ。

確かに、中国人観光客が年々増加するにつれて、そのような報道が増えてきた。“爆買い”は昨年のユーキャン流行語大賞にも選ばれている。一方で黄さんは、「中国人観光客が日中関係においてひそかに発揮している作用も無視できない」とし、「3、4年前に底をついた日中関係は、中国人観光客によって正常なレベルにまで持ち直している」と指摘する。黄さんはこう続ける。

「こうした訪日中国人たちは、日本の宣伝員となる。彼らは周囲の親戚や友人に日本がどれだけ清潔で秩序立っていたかを説明し、ネット上で日本の先進性や素晴らしいところを広めていく」。そうした背景にはもちろん、おもてなしの精神や高いサービスレベルなど、日本が心に残る観光地であることが関係している。

また、“爆買い”でさまざまな日本製品を購入することで、中国人観光客は日本の生活様式をそのまま中国に持ち帰ることになる。これにより、日本の文化や習慣への理解が進んでいるという側面もあるようだ。

黄さんは最後に、「日中両国には領土や歴史など、さまざまな問題があるが、中国人観光客による民間外交はますます活発になっている」とし、「毎日、たくさんの中国人が日本に押し寄せ、大荷物を持って帰国するこの様子こそが、日中関係が安定的に発展していることを示す縮図なのだ」としている。(翻訳・編集/北田)