8日、中国新聞網によると、春節を迎えてお祝いムードが漂う中国で、生活に困る人たちがいる。写真は春節の中国。

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2016年2月8日、中国新聞網によると、春節を迎えてお祝いムードが漂う中国で、生活に困る人たちがいる。

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中国では春節を前に、北京などの大都市から出稼ぎ労働者らが一斉に故郷に帰る民族大移動が起きており、残った住民の生活に不便をきたしている。

北京市に住む成(チョン)さんは、「毎年、春節になると食料を蓄えないといけない」と頭を振る。近所の市場や露天商がみんな休みになってしまうため、買い物には遠く離れたスーパーまで行かなければならないからだ。値段も市場よりずっと高い。

OLの楊(ヤン)さんも、やはり食料に困っている。普段は朝早く出勤して夜遅くに帰宅するために、1日3食を外食か出前で済ませる。しかし、出稼ぎ労働者が多い地域ということもあり、近所の店は春節を前にほとんどが閉まってしまった。楊さんは「半分以上の店は休業状態。春節の1週間前から閉まっているところもある。不便だけど、春節が過ぎるまで待つしかない」と話している。

また、ほとんどの宅配業者は2月初旬から営業を停止しており、荷物の発送・受け取りは2月15日以降になる。営業している宅配業者も、1件につき10元(約180円)のサービス料を加算するという。

影響はベビーシッターを必要とする家庭にも及んでいる。多くの派遣企業が休業しているため、残ったベビーシッターに需要が集中し、予約が取れない状態に。派遣企業側も、春節期間中の出勤者を確保するため、従業員の給与を増額しなければならないという。(翻訳・編集/北田)