中国人にとって春節(旧正月)は1年でもっとも重要な祝祭日とされ、春節は実家に帰省して家族とともに過ごすのが伝統的な過ごし方だ。だが、独身者にとっては帰省した際に両親や親族から「早く結婚しなさい」とせかされる時でもある。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国人にとって春節(旧正月)は1年でもっとも重要な祝祭日とされ、春節は実家に帰省して家族とともに過ごすのが伝統的な過ごし方だ。だが、独身者にとっては帰省した際に両親や親族から「早く結婚しなさい」と急かされる時でもある。

 中国メディアの中国頭条はこのほど、「もう結婚を急かすべきではない。日韓ではもう結婚を急かさなくなっている」と題する記事を掲載し、独身者に結婚を急かす現象は日韓ではなくなりつつあることを伝えた。
 
 記事は、韓国では春節と中秋節には中国同様に帰省する習慣があるものの、家族や親せきから「いつ結婚するのか、相手はいるのか」と質問され、結婚をせかされることを嫌がる若者が多くなっているという。そのうえ、韓国では晩婚化が進んでいるため、親も以前ほど強く急かすことはなくなったと伝えた。

 また、「日本でも結婚を急かす親はいるものの、中国ほど普遍的ではない」と指摘。地方では子どもの結婚問題に関心を持つ親は少なくないものの、都市部では開けた考えの人も多く、晩婚化の傾向もあって、子どもが結婚するかどうかを気にかける日本人は少なくなっていると論じた。

 日韓では親が結婚を急かすことは少なくなってきているものの、日本政府は少子化対策として結婚問題を重視しているようだ。記事は、「日本政府が地域少子化対策強化交付金として、婚活支援事業に予算をあてた」ことや、「地方自治体もお見合いパーティーを主宰することが普通になってきている」と紹介。また、韓国政府の対応策はもっと直接的で、独身者から「独身税」を徴収するという案があると伝える一方、「日韓はさまざまな手段で国民の結婚を促進しようとしているものの、中国の親が結婚を急かすのと比べたら、効果はまだまだ低い」と主張、中国の親が子どもに対してかける結婚の圧力がいかに大きいかを強調した。

 中国ではもともと男子が尊重される習慣があったため、妊娠した後に子どもの性別が女性の場合に中絶するケースが多かった。そのため、男性のほうが女性に比べて圧倒的に多い状態となっており、結婚したくてもできない男性も少なくない。また、男性は結婚時に不動産や自動車を所有していることが求められるケースも多く、費用的な負担も決して小さくない状況だ。そのため、春節の帰省時に家族から結婚を急かされることを回避するため、一緒に帰省してくれる「レンタル恋人」がビジネスとして流行したことがある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)