『人生はふんどし1枚で変えられる』中川ケイジ ディスカヴァー・トゥエンティワン

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 近年、履き心地の良さや健康効果を期待し、ふんどし愛好家が増えています。デザイン性に優れた製品も増え、さらに冷え・むくみなどの女性特有の症状にも効果が認められることから、若い女性の愛用者もジワジワと増えつつあるのだとか。

 そんなブームの仕掛人こそ、書籍『人生はふんどし1枚で変えられる』著者の中川ケイジさん。

 サラリーマン時代に営業マンをしていたという中川さんは、ストレスフルな毎日を続けた結果、ついに身体が悲鳴を上げ、症状がなかなか改善しない「遷延性(せんえんせい)鬱病」を発症し会社を休職。そんなときに衝撃を受けたのが、ふんどしの履き心地の良さ。試しに履いてみたところ、なんもいえない開放感に魅了されたそうです。

 ところが当時の通販サイトでは、なかなか満足できるデザインのものがありません。そこにビジネスチャンスを感じた中川さんは会社を退職、なけなしの貯金30万円を元手に起業。"オシャレなふんどしを世に出したい" という思いから、デザイン性と機能性にこだわった「SHAREFUN(しゃれふん)」ブランドを立ち上げたほか、「一般社団法人日本ふんどし協会」まで設立します。

 さらに語呂合わせで、バレンタインデーと同日の2月14日を「ふんどしの日」に制定してメディアに取り上げられる機会を増やすなど、自社ブランドのみならず、ふんどし業界全体の底上げを目標に据えました。

 そんな中川さんが同書で力説するのが、ふんどしの健康効果。

 ストレスから、鬱病以外に「痔」も患っていた中川さんですが、ふんどし生活を続けたことによって、医師から「切らなければ治らない」と言われた痔が完治。主治医・アイビー大腸肛門クリニックの山田麻子医師も、締め付けの強い下着から解放されることで血行が良くなり、男性機能低下の改善にも効果があることなど、ふんどしならではのメリットに太鼓判を押しています。

 手持ちのパンツはすべて処分し、ふんどしに切り替えたという中川さんですが、意外にも提唱するのは"パンツとの共存"。パンツを否定するのではなく、"日中はパンツ、夜だけふんどし" のように併用することで、精神的にも気持ちを切り替えることができ、ストレスフルな日常を送る現代人が、オン・オフを切り替えられる効果もあると述べています。

 ふんどしに出会って病を克服し、起業家という生き方を選択した中川さんの半生が綴られた同書は、ふんどしという下着の良さはもちろんですが、人生の岐路に立った際、一歩踏み出す勇気を思い出させてくれる一冊となっています。


一般社団法人 日本ふんどし協会
http://www.japan-fundoshi.com/