10日、中国の春節連休により多くの中国人観光客を取り込もうと世界各地で争奪戦が繰り広げられる中、北京晨報は「日本では爆買い旋風が巻き起こっているが、オーストラリアでは日本と対照的な現象が起きている」と報じた。写真は大阪・心斎橋。

写真拡大

2016年2月10日、中国の春節(旧正月)連休により多くの中国人観光客を取り込もうと世界各地で争奪戦が繰り広げられる中、北京晨報は「日本では今回も爆買い旋風が巻き起こっているが、オーストラリアでは日本と対照的な現象が起きている」と報じた。

この連休に海外旅行に出掛ける中国人観光客は600万人を記録するとみられており、日本は特に人気の高い旅行先の一つだ。中国人観光客による爆買いは東京エリアにとどまらず地方にも拡大。中国語のできる販売員の確保に苦労するデパートもあるという。

一方、オーストラリアは今年1月、単月としては過去最高となる10万人以上の中国人からビザ申請が提出されたが、現地の商業施設関係者によると「中国人観光客の買い物意欲は明らかに下がっている」。ウール製品を販売する業者の1人は「今年は客足が半減した」と嘆き、シドニーのチャイナタウンに店を構える女性は「以前に比べて買い物に冷静になっているようだ。事前にインターネットで価格を調べておく人もいる」と語る。

近年、中国の海外旅行業界は高齢の団体客が減る一方、若者のフリーツアーは増えている。さらに、最近の中国人観光客は旅行先を検討する上で現地の物価にますます関心を持つようになっており、「“割安感”が目的地決定の大きなポイント」と話す業界関係者もいる。(翻訳・編集/野谷)