2011年に東日本大震災が発生した際、世界が驚いたことの1つとして、日本人の民度の高さが挙げられよう。被災地は壊滅的な被害を受けたが、届けられた支援物資を被災者同士が奪い合うようなことはなく、物資を受け取るために人びとはちゃんと列を作った。

 また、日本では道路が渋滞していても反対車線を走行するようなドライバーは皆無だ。どれだけ渋滞がひどくても、クラクションも鳴らさず流れに任せて走行する人が大半ではないだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、こうした日本について、「融通が効かないようにも見える」としながらも、やはり日本人の民度は高いと論じる記事を掲載した。

 記事は、日本の道路は中国の道路の広さの半分ほどしかなく、日本は自動車も多いものの運転マナーが良いため渋滞も起きにくく、クラクションの音を耳にすることは少ないと指摘。確かに中国では自動車同士の強引な割り込みも多く、街中を歩いていてクラクションの音を聞かない日は存在しない。中国人が道路でも何でも先を奪い合うのは「自分だけが損をしたくない」という気持ちの現れなのだという。

 さらに、JR東海道線で2015年、架線が切れるトラブルが発生し、約5000人の電車の乗客が最寄り駅まで線路上を歩いて避難した事例を写真とともに紹介。写真では、乗客たちが線路上を一列になって秩序ある姿で歩いている様子が写されている。日本人からすれば何ら不思議ではない光景だが、中国人からすれば一糸乱れぬ列を作って避難した日本人の姿は非常に驚きなのだろう。

 記事には中国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。日本人の民度の高さを紹介する内容の文章だけに、批判の声が多いのかと思いきや、「中国には礼儀もマナーも知らない人が多すぎる」、「中国の渋滞問題は人や自動車が多いことが問題なのではない。民度が低すぎることが問題なのだ」、「歴史問題を抜きにすれば、日本人の民度の高さは確かに敬服に値する」といったコメントが数多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)