10日付新華社電によると、中国政府・国家衛生和計劃生育委員会(衛生と計画出産委員会、衛生計生委)は9日、中国国内で初めて、ジカウイルスに感染し、発症した病例を確認したと発表した。中国は春節(旧正月)に伴う大型連休であり、大量の人の移動ともないさまざまな伝染の感染拡大のリスクが高まる時期だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 10日付新華社電によると、中国政府・国家衛生和計劃生育委員会(衛生と計画出産委員会、衛生計生委)は9日、中国国内で初めて、ジカウイルスに感染し、発症した病例を確認したと発表した。34歳男性で、旅行先のベネズエラで感染したとみられる。中国は春節(旧正月)に伴う大型連休であり、大量の人の移動ともないさまざまな伝染の感染拡大のリスクが高まる時期だ。

 患者は男性で34歳。江西省出身だが広東省東莞市の会社に勤めている。南米・ベネズエラを旅行中だった1月28日に、発熱や目まい、頭痛などの症状が出た。2月2日にはベネズエラを出国し、香港、広東省深セン市を経由して同月5日に江西省に達した。

 中国は春節(旧正月)に伴う大型連休期間中で、3億人程度がが旅行をすると見られている。大量の人の移動によってさまざまな伝染病の感染拡大のリスクが高まる時期だ。

 男性は6日、江西省内の病院に入院し、隔離された。9日になり衛生計生委が組織した専門家チームが、ジカウイルスに感染していることを確認した。男性は体温も下がるなど、回復しつつあるという。

 衛生計生委は、ジカウイルスの感染は、主にネッタイシマカが媒介することによると説明。江西省はネッタイシマカの分布地域ではなく、南部の広東省でもネッタイシマカが活発に活動する時期ではないので、感染が広がるリスクは小さいとの見方を示した。

 ただし、中国国内では2015年12月、ジカウイルスと同様にネッタイシマカが媒介するデング熱患者が62人発生したと確認されている。

 なお、米国などではジカウイルスが性的接触により感染したケースが数例あることも確認されている。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)