フランスのTGVの技術を導入し、建設された韓国高速鉄道(KTX)。KTXが開通したのは2004年のことで、韓国は日本、フランス、ドイツ、スペインに続いて世界で5番目に高速鉄道が営業を開始した国だ。(イメージ写真提供:(C)Woojin Kim/123RF.COM)

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 フランスのTGVの技術を導入し、建設された韓国高速鉄道(KTX)。KTXが開通したのは2004年のことで、韓国は日本、フランス、ドイツ、スペインに続いて世界で5番目に高速鉄道が営業を開始した国だ。

 新幹線と中国高速鉄道がアジアの高速鉄道市場をめぐって激しい輸出競争を展開しているのに比べ、KTXの存在感は薄く感じられる。

 だが、韓国メディアの東亜日報の中国語電子版によれば、韓国はKTXがまだ開通していない地域において、2025年までに時速250キロメートルで走行できる「準KTX」とも呼べる高速化鉄道を整備する計画だと伝えた。

 記事は、韓国の国土交通部がこのほど、今後10年で建設・整備する鉄道網の基本計画を盛り込んだ「国家鉄道網構築計画案」を発表したことを伝え、現時点でKTXが開通していない地域においては韓国が開発した「準KTX」とも呼べる「HEMU-250」が導入される見通しと報じた。

 韓国ではこのほど、自主開発したというリニアモーターカーが開通した。開通後に浮上していた車体が線路に落ちるトラブルが発生したものの、リニアモーターカーの開発に成功したことは事実だ。「準KTX」とあわせて韓国は近年、鉄道産業に力を入れ始めているようにも見受けられる。シンガポールとマレーシアを結ぶ高速鉄道プロジェクトについて、韓国も入札に参加する計画との報道もあり、日中韓が高速鉄道市場で競い合うことも将来的にはあり得るかもしれないが、韓国は日本の鉄道分野にとっての脅威となるだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Woojin Kim/123RF.COM)