中国では、若者を中心に日本をはじめとする外国アニメの人気が根強い人気を誇っている。それを尻目に、中国のアニメ業界も飛躍的な発展を遂げ、日本に肩を並べる道を模索している。中国メディア・二牛網は5日、「国産動画はいつ日本に追いつくか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)gzaf/123RF)

写真拡大

 中国では、若者を中心に日本をはじめとする外国アニメの人気が根強い人気を誇っている。それを尻目に、中国のアニメ業界も飛躍的な発展を遂げ、日本に肩を並べる道を模索している。中国メディア・二牛網は5日、「国産動画はいつ日本に追いつくか」とする記事を掲載した。

 記事は、インターネットの普及に伴って国産アニメコンテンツも発展の兆しを見せているとする一方、なおも日本などの「アニメ先進国」からは大きく後れを取っていると指摘。その要因について、コンテンツの質・イノベーション能力不足・動画産業チェーンの未整備という3点から解説した。

 コンテンツの質では、「内容が空っぽ、児童向けで幼稚、制作上の効果技術不足」が国産動画の問題点であるとした。イノベーションについては「なおも著しいパクリ現象が存在し、イノベーションなど語るにも及ばない」こと、個性が見られないことを指摘している。

 そして、産業チェーンでは「日本にはマンガ作業室、動画作業室、版権代理事務所、印刷出版企業、テレビ、雑誌社、関連グッズ生産、販売ルートなどの役割がはっきりした、健全な産業チェーンが構築されている」とする一方、中国では「往々にして短期的なリターンばかり重んじ、産業の長期的な投資や育成をないがしろにしている」と評した。

 さらに「国内の動画制作人材は決して不足しておらず、中身のあるアニメを作るのは難しいことではない。最も難しいのは、バイブル的存在の作品を持つこと、産業チェーンの構築である」とし、優酷や土豆といった動画サイト、百度のような巨大ポータルサイトの力を借りて宣伝や関連商品開発を積極的に進め、「動画制作者や商品メーカーの活力を呼び起こす」ことが大事であると論じた。

 長い歴史を持つ国、世界四大文明の1つに数えられる深い伝統文化を持つ国、という自負心があるからだろうか。中国の文化コンテンツには「中国伝統文化」、「中国らしさ」をなんとか盛り込もうとする傾向があり、自由な発想をある程度妨げているような気がしてならない。過去の「民族の偉大な成果」を伝承しつつも、一旦そこから離れてまったく新しい「中華文化」を創り上げる気概が求められているのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)gzaf/123RF)