中国メディアの新民網は6日、台湾南部で発生した大地震により倒壊した「台南市永康ビル」について、1999年に同じく台湾で発生した「921大地震」後で損壊し「危険なビル」として判定されていたことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの新民網は6日、台湾南部で発生した大地震により倒壊した「台南市永康ビル」について、1999年に同じく台湾で発生した「921大地震」で一部損壊しその後「危険なビル」として判定されていたことを伝えた。続けて危険だとわかっていたにも関わらず、対策を取らなかった政府を批判する声が高まっていると紹介した。

 倒壊したビルは1999年の4月に完成。一方で建築途中に、建設会社が財政危機に陥ったため、無理やり完成させたとの話もある。同年の9月21日には地震が発生し、その時ビルは一部損壊するなどしたが、17年間そのままだったという。

 記事では6日の地震で、建物は「豆腐でできたビル」のように倒れたと紹介。そのほか中国メディアの観察者によると付近の住宅は何事もなかったという。記事は被災者をはじめとする人々は、政府が何故対策を行わなかったのか理解できないとしていることを報じた。

 一方で中国版ツイッター・微博物(ウェイボー)でも同話題が注目を集めており、中国メディアの頭条新聞の公式アカウントが同話題についての記事を投稿・紹介するとイイねとコメントが集まった。政治色のないコメントでは「『危険なビル』が17年たってやっと倒れたって 品質がいいな」と称賛にも皮肉にもとれるコメントがイイねを1番集めた。

 震災からすでに3日間が経過したが、未だ生存者の救出活動が続いている。一人でも多く助かるように願うばかりだ。(編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:123RF)