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女優の芦田愛菜と、シャーロット・ケイト・フォックスが、4月スタートのフジテレビ系ドラマ『OUR HOUSE』(仮題/毎週日曜21:00〜21:54)でダブル主演を務めることが9日、明らかになった。2人は初共演となる。

同作は、野島伸司が脚本を手がけ、東京の下町にある大家族で繰り広げられるホームドラマ。芦田演じる中学1年生の伴桜子が、この家の4人兄弟の2番目の長女で、半年前に母親が病気で他界してから、家事全般を引き受けて一家を仕切っていた中、ある日、父・奏太が交際0日でアメリカで電撃的に結婚したシャーロット演じるアメリカ人、アリス・シェパードを、新しい母親として連れ帰ってきてしまう。これに桜子は憤慨。アリスを追い出すためにさまざまなバトルを仕掛けていくが、アリスも果敢に挑んでいくというストーリーだ。

芦田がフジテレビの連続ドラマに出演するのは、2012年7月クールに今作と同じ枠で放送された『ビューティフルレイン』以来4年ぶり。これまで子役としてのイメージが強く、最近までランドセルのCMに出演していたが、今回は中1の役でセーラー服姿を披露する。実年齢より1年上の役柄に、芦田は「中学生を演じることができるだろうかという不安もありますが、強がりで負けず嫌いな桜子は、素の私に似ていて、共感するところが多いです。私の憧れのひとつでもあるセーラー服を着られるのも楽しみです」と語っている。

一方の朝ドラ『マッサン』(2014年10月〜2015年3月)で一躍知られるようになったシャーロットは、今作が民放連続ドラマ初出演にして初主演。『マッサン』以来の連続ドラマに「本当にできるかな」と不安になったというが、「新しいことに、新しい作品にチャレンジしたいという強い思いがありましたので、頑張って絶対にいい作品にしたいと思っています」と、意気込みを語る。

芦田は初共演のシャーロットに「負けないように、激しいバトルをしたいと思っています」と早くも宣戦布告。受けるシャーロットは「愛菜ちゃんはとてもかわいらしく、すごく演技が上手な女優さんというイメージです。この年齢でこんなにも演技力があるんだと驚いていて、彼女と一緒にお芝居するのが今からとても楽しみ!」と、3月初旬のクランクインを待ち遠しくしているようだ。

野島がフジの連続ドラマの脚本を担当するのは『GOLD』以来6年ぶり。フジの太田大プロデューサーは「野島さんの描くこの大家族には、とにかくしゃべり声が絶えません。常に誰かと誰かが喧々囂々(けんけんごうごう)としている、にぎにぎしい一家」と紹介しながら、キツイ芦田と、天然のシャーロットのバトルを「一歩も譲らない激烈なやりとりながらも、どこか"ああ言えばこう言う"漫才のように、息がぴったり」と評している。

なお、同局の日曜21時台が連続ドラマ枠になるのは、3年ぶり。現在、日曜19時から21時54時まで3時間放送されている単発特番の『日曜ファミリア』枠は、19時から20時54分までの2時間枠に縮小される。