中国の情報サイト、無界新聞はこのほど、春節(旧正月、2016年は2月8日)関連記事として、中国や日本、台湾、欧米などの鉄道列車内で販売されている食べ物を比較する記事を発表した。最も優れているのは日本の駅弁で、中国は最低との見方を示した。アンケートでは回答者の9割以上が自国の駅弁を「不満」とした。(イメージ写真提供:(C)Vipada Jhetson/123RF.COM。小樽駅の駅弁「明治の汽笛」)

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 中国の情報サイト、無界新聞はこのほど、春節(旧正月、2016年は2月8日)関連記事として、中国や日本、台湾、欧米などの鉄道列車内で販売されている食べ物を比較する記事を発表した。最も優れているのは日本の駅弁で、中国は最低との見方を示した。アンケートでは回答者の9割以上が自国の駅弁を「不満」とした。

 中国では最近になり、高速鉄道内で、最も安価な15元(約268円)の弁当をあえて提供せず、高価な40元の弁当を売りつけていたことが問題になった。同時に、車内販売の弁当が価格の割に「極めてお粗末」との批判も噴出した。そして、日本の「駅弁」のすばらしさが紹介されることが増えた。

 無界新聞はまず、中国青年報社会調査センターがインターネットを通じて実施した、自国の高速鉄道内で販売されている弁当についてのアンケート結果を紹介。22万5830人が参加し、91.60%の人が「不満足」とした。具体的な問題点としては「高すぎる」が9割、「味がひどい」が約7割、「少なすぎる」が3割程度だった。

 記事は続けて「元祖・鉄道弁当」として日本各地の駅弁を紹介。山形県米沢駅の「牛肉どまん」、石川県金沢駅の「ますのすし」、福井県福井駅の「かにめし」など、地方の特産を生かした多種多様な駅弁を紹介し、容器も「デザイン性に富んでいる」と評した。

 さらに台湾の駅弁も紹介。豚のスペアリブ弁当について「非常に非常に大きなスペアリブ。普通じゃ食べきれない」と紹介し「この弁当が60台湾ドル。人民元でなんと12元(約214円)前後!」と驚いた。日本の駅弁と同様に、各種の駅弁の写真を紹介しているので、外観は日本の駅弁ほど洗練されていないが、「実質本位で、たっぷり楽しめる」ことが一目瞭然だ。

 記事はさらに、ドイツの高速鉄道ICEの食堂車、インドの「スパイスたっぷり五色弁当」、南アフリカの「豪華列車の豪華食」、北朝鮮の「量と種類はまずまずだが油分のないパサパサ弁当」などを紹介した。

 総括として掲載した一覧表では、日本の弁当をトップに置いた。「種類:豊富」、「味:よし」、「サービス:よし」、価格:やや高い」として、費用対効果は「高」とした。

 続いて、台湾の駅弁について「種類:豊富」、「味:よし」、「サービス:よし」、価格:やや高い」として、同じく費用対効果を「高」と評価した。

 ドイツや米国、インドについては種類が「少ない」ことや味が「普通」であることを問題視した。北朝鮮については価格などが「不明」とした。

 中国については「種類:単一」、「味:劣る」、「サービス:平均的」、「価格:やや高い」として、費用対効果は「比較的低い」とした。高評価の項目が1つもない、厳しい判断を下した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Vipada Jhetson/123RF.COM。小樽駅の駅弁「明治の汽笛」)