3日午後4時半ごろ、静岡市清水区草薙3丁目の天皇原公園近くで静岡県警のヘリコプターが墜落、乗員全員が死亡した。死亡が確認されたのは、同県警地域課航空隊の守邦旺男隊長(59)、同交通規制課長の齋藤紳一警視(49)、小林輝行同課長補佐・警部(47)、増田真司同課係長・警部補(38)、鈴木実同課技術吏員(35)の5人。同県警によると、事故原因については「現在確認中」としている。

 現場はJR草薙駅から約300メートル離れた住宅街。静岡市消防局によると、ヘリは2階建てのアパートの軒先をかすめて墜落、大破して炎上。午後4時38分に消防隊7隊(28人程度)が出動、消火に当たり、午後4時58分鎮火した。アパートの一部が破損したが、付近の住民への巻き添えによるけがはない。

 墜落したヘリは同県警大井川基地から出動した「スカイフジ1号」で、事故当時は5人が搭乗し、大型連休の道路状況を監視していた。【了】