最近、65歳以上のドライバーいわゆる“高齢運転者”への注目が高まっています。

警視庁が公開する“高齢運転者が関与した交通事故発生状況(平成26年中)”によると、交通事故の総件数は減少する一方で、高齢者が関与する割合は年々増加しています。

 

その原因は、安全不確認(30.9%)、交差点安全進行(18.3%)、前方不注意(10.8%)と、いずれもドライバーの注意力不足として挙げられています。

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免許証の自主返納を促す流れが強まっていますが、都内ならまだしも、買い物や通院でクルマが生活に欠かせないような地域では難しいのが現状でしょう。

ただ、現在はクルマの安全技術も日々進化しています。なかでも緊急時の自動ブレーキは、スバルが先日発表した調査によると、搭載車では非搭載車にくらべて約6割の低減効果があるとのこと。いまでは軽自動車にも普及している技術ですが、危険を検知する方式に違いがあるのをご存じでしょうか?

以前は赤外線レーダーのみで障害物を検知するに留まりましたが、現在はカメラと組み合わせた二段構えで車両だけでなく歩行者も検知するのが最新式。今回はそんな最新の安全装備を搭載した軽自動車をご紹介いたします。

スズキが採用する安全システムが「デュアルカメラブレーキサポート」です。

フロントウィンドウ上部にカメラを2つ用意。人の目と同じように左右それぞれの映像から対象のカタチと距離を捉え、そのサイズや輪郭から歩行者やクルマを認識して万が一の際は自動ブレーキが掛かります。なお、作動域は約5〜50km/h(対歩行者の場合は約5〜30km/h)。

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また、10km/h以下での徐行中には約4m先の障害物を認識し、アクセルが強く踏み込まれた際は自動制御して急加速を予防します。そのほかにも、カメラ方式のおかげで車線を検知できるため、約60〜100km/hで走行中に車線をはみ出しそうになるとブザーで警告する車線逸脱警報機能も搭載されています。

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■スペーシア

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軽自動車でありながらミニバン並みの広さを備えているのが魅力の一台。左右独立での前倒しが可能な後席をはじめ、助手席も前に倒せるため、長尺物の収納も可能。さらに、後方に倒せば、足を伸ばしてリラックスできるなど、多彩なシートアレンジも魅力のひとつ。

■ハスラー

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“遊べる軽”をコンセプトに軽自動車とSUVのクロスオーバーとして登場した「ハスラー」。最低地上高は180mm(4WD車は175mm)を確保するほか、4WD車には雪道などでも駆動力を路面に的確に伝えるための“グリップコントロール”を搭載します。

昨年12月には、ターボ車にモーターで発進と加速をアシストする“S-エネチャージ”を搭載。燃費は27.8km/Lへと向上しました。

ダイハツが採用するのが「スマートアシスト供です。

従来のレーザーレーダーのみで前方をチェックするのに加えて、フロントウィンドウに単眼カメラを追加。

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対車両では、約4〜100km/hで走行中に前方約80mを認識し、速度差約60km/h以内の場合に自動ブレーキが作動。対歩行者では、前方50mをカメラで認識し、約4〜50km/hでの走行時に自動ブレーキが作動します。

また、60km/h以上で走行中に車線をはみ出そうになると警報を発する車線逸脱機能も搭載。さらに、前方だけでなく後方の障害物も検知してアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する誤発進抑制制御機能も備わっています。

■ムーヴ

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“次世代ベストスモール”を目標にクルマとしての基本性能を徹底的に鍛え上げた「ムーヴ」。新開発の軽量高剛性ボディのDモノコックのほか、軽自動車で初となる走行モード切り替えスイッチ“Dアシスト”を採用し、その走りはコンパクトカーに迫るほど。

昨年4月には安全装備がスマートアシスト兇悗肇▲奪廛如璽箸気譟JNCAP予防安全評価を軽自動車で初めて最高ランクを獲得しました。

■キャスト

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「ムーヴ」をベースにした個性派「キャスト」。上質さの「スタイル」/タフ&アグレッシブの「アクティバ」/走りの「スポーツ」と、3つの異なるバリエーションを展開するユニークなモデルです。各車ともそれぞれの個性を引き立てるための装備や機能が充実しています。

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■タント

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ダイハツが販売する大容量軽自動車である「タント」。その最大の特徴が、助手席側スライドドアにピラーを内蔵したことで、剛性はそのままに大きな開口幅を実現した“ミラクルオープンドア”です。車体の横側からでも大きな荷物が積めます。

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グレードによって、安全装備は標準装備ではなくオプションでの装着となりますが、転ばぬ先の杖として装着してみてはいかがでしょうか?ちなみに、安全装備を装着しているクルマを対象とした自動車保険の割引も検討されているようです。

(今 総一郎)

シニア世代におすすめの最新軽自動車(http://clicccar.com/2016/02/08/352345/)