8日、台湾在住の日本人ブロガーが、台湾南部地震を報道する日本のマスコミに苦言を呈し、風評被害を危惧するブログ記事を更新した。

台湾南部の台南市に在住しているというこのブロガーは「日本の報道や友人からのメッセージでぼくは違和感を覚えた」と訴えている。


記事では「台南の地震の被災状況って、東日本大震災と比べ物にならないくらいの微弱な影響」「たまに日本で起こる震度5くらいの地震だった」と、現地の様子を明かしている。

被害状況についても、「ビルの崩壊映像は台南市のごく一部」「今回の震災で亡くなられた被災者というのは、一つのビル『だけ』の影響です」と説明している。しかもこの崩壊したビルは「違法建築で、手抜き工事」なのだとか。

さらに、ブロガーは、日本のマスコミ取材について「『もっと大きい被害であってほしかった』と望んでそうな様子がうかがえます」「日本のマスコミは大きな被害を作りたがってるんじゃないの?」と、苦言を呈している。

また、記事によると、生活で本当に困っているのは3日間断水が続いていることだそうで、これも8日の午前には復旧しているのだという。そして記事では、こうした台南の実情と、日本での報道の違いによる「風評被害」を危惧している。

このブロガーによると、台湾のゲストハウスではキャンセルが相次いでいるそうで、募金による「日台交流のイメージ」ではなく、実際に台湾まで足を運んだほうが「よっぽど深い台湾人との交流ができるハズ」と主張している。そして「台南人が日本人にしてもらって喜ぶのは、募金ではなく台南への観光だと思います」と綴っている。

【関連記事】
Twitterで台湾人ユーザーが注意を呼びかける「義援金詐欺に気をつけて」
高須克弥氏 日本のフリーメーソンが台湾に援助する決定を下したと報告
台湾地震への義援金 Twitterユーザーが「日本赤十字社へ」と呼びかけ