Q:最近、長く歩いた日の夜、就寝中に足がつったことが2度ほどありました。靴が原因のような気がします。ちなみに、会社へ行くときは割合に作りが硬いビジネスシューズを履いています。アドバイスをお願いします。(34歳・銀行員)

 A:おそらく靴が原因でしょう。その場合、サイズが合わないことが一番の原因と考えられます。
 大き過ぎても小さ過ぎてもよくありません。どちらも足(踵から先の部分)が全体的にうまく使われず、特定の箇所に無理な力が掛かってしまい、つることになるからです。甲や土踏まずの部分、さらに、ふくらはぎがつることもあります。
 ですから、新しく靴を買うときは、サイズが合うかどうか入念に試し履きして、ベストのサイズのものを選びましょう。
 「自分の足は26センチ」などと決めつけてしまう人が多くいますが、実際は25.5センチや26.5センチがジャストサイズであることは珍しくありません。
 サイズ間違いをしないためには、ベストと考えているサイズとは別に、1つ大きいサイズと、1つ小さいサイズのものを履いてみることです。

●中敷きにも注意
 加えて、靴は紐付きを選びましょう。紐を締めることで調整できるからです。
 また、ご質問の方のように、作りが堅牢なビジネス用紳士靴やソールが硬い靴は足が全体的に使われないため、足のつりを引き起こす原因となります。
 また、中敷きも素材によっては靴の中で足が前に滑りやすくなります。それを防ごうとして屈み指になり、足がつる原因になることから、インソールは本革製がベストです。
 ビジネスマンは、足に合わない、足によくないと思っていても、仕事上、ビジネスシューズを履かなければならないことがあるでしょう。その場合、就寝前に足の指を伸ばす「ひろのば体操」を行うようお勧めします。それは、次のように行います。
(1)椅子に座って片足に太腿を乗せる。
(2)足指の間に手の指を入れる。
(3)足指を甲側に5秒反らす。
(4)足指を足の裏側に5秒反らす。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。