7日、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「韓国と日本の最低賃金とそれに対する違い」と題したスレッドが立った。韓国のネットユーザーから切ない声が聞こえて来る。

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2016年2月7日、安倍首相は昨年11月24日の経済財政諮問会議で、最低賃金を年3%程度引き上げて将来的に1000円を目指すと表明したが、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「韓国と日本の最低賃金とそれに対する違い」と題したスレッドが立った。韓国のネットユーザーから切ない声が聞こえて来る。

スレッド主は日韓の最低賃金とその考え方の違いについて長くつづっている。韓国の最低賃金(2016年)が6030ウォン(約600円)なのに対し、日本(東京)の最低賃金(2015年)は907円。両国ともこれを守らない事業者が多いのが現実だという。しかし、考え方は異なるようで、韓国では「仕事をどれだけしようが、最低賃金さえ払えば奴隷のように使っても何も言えまい。嫌ならやめてよい。君以外にも奴隷は多い」という認識で、一方の日本では「こんなに頑張ってくれるのだから、労働量に見合った賃金は払うべき」という認識だと主張している。スレッド主は「歴史的な感情は置いといて、一体どちらの国が正常なのだろう」と疑問を呈している。

これを受け、ほかのネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「日本がうらやましい」
「日本の会社に内定をもらって悩んでたけど、これは行かなきゃ」

「日本でバイトしたことがあるけど、最低賃金なんていう言葉を聞いたことないし、最低賃金がいくらなのか正確に知ってる日本人も見たことがない。それよりも多くもらえるから…」
「8年前に初めて日本に来てもらったバイトの時給は1000円だった」

「確かに韓国は最悪だけど、日本も田舎は都会ほどもらえないし、何が良いかは分からない」
「最低賃金は地域によって異なるし、日本は交通費が高いから、もらえなきゃバイトに行けない(泣)」

「韓国は大変な仕事を最低賃金に合わせようとするから、それよりも楽な仕事は少なめに払おうと考えてるのでは」
「韓国と外国では最低賃金の見方が違う。韓国:これだけ払えば犬のようにこき使ってよし、外国:とりあえず、これだけは払ってから始めよう」

「韓国はどうしてこんなに異常な社会になったんだろう。土地が高いから?不景気だから?それは日本も一緒のはずなのに。どこで間違えたのか、何をどう直せばよいのか分からない」
「韓国の中産層は完全に崩壊しつつある。大企業は常時解雇(=定年以前に解雇されること)、中小企業は最低賃金未満、若者は公務員にしがみつく。専門職も二極化して、貧富の差はますますひどくなるだろう。それよりも大きな問題は、解決を『移民』に求めていること。これでは賃金が上がる訳がない」(翻訳・編集/松村)