台湾南部地震  「もし台北なら、建物被害さらに拡大」=専門家が警鐘

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(台北 7日 中央社)台湾南部で6日未明に起きた地震。台南市内では建物9棟が倒壊、5棟が傾くなどの被害が発生し、7日午後4時前までに25人の死亡が確認された。地震に詳しい専門家は、今回と同規模の地震が台北で起きた場合、建物への被害はさらに大きくなると警鐘を鳴らしている。

今回の地震はマグニチュード6.4で、震源の深さは16.7キロだった。内政部(内務省)営建署の許文龍署長によると、台北で倒壊する恐れのある建物の数は推定で3000〜4000棟。古い建物の多さと密度の高さが被害を拡大させると話す。

国家災害防救科技センターの柯孝勳氏は、盆地であることや地質が比較的柔らかいことを理由に、台北では揺れが増強する恐れがあると指摘。1999年の台湾大地震後には建築基準が変更されたものの、それ以前の建物では倒壊のリスクが高まるという。

柯氏は「高い防災意識を持ち続けることが重要」と語り、地震への備えを呼びかけている。

(唐佩君/編集:齊藤啓介)