中国中央テレビ(中国中央電視台、CCTV)は、関連ニュースサイトの央視網で7日午前、韓国メディアを引用して北朝鮮が7日午前、長距離ミサイル/ロケットを発射したことを速報した。大手ポータルサイトの新浪網は同記事を引用した上で、その直前に王毅外相の警告メッセージが発表されていたと指摘した。(写真は王外相の発言を紹介する中国外交部サイトの画面キャプチャー)

写真拡大

 中国中央テレビ(中国中央電視台、CCTV)は、関連ニュースサイトの央視網で7日午前、韓国メディアを引用して北朝鮮が7日午前、長距離ミサイル/ロケットを発射したことを速報した。大手ポータルサイトの新浪網は同記事を引用した上で、その直前に王毅外相の警告メッセージが発表されていたと指摘した。

 央視網は記事を、北京時間8時31分(日本時間9時31分)付で掲載した。発射時刻は「8時半」とした。同サイトが北朝鮮のミサイル打ち上げを重視し、24時間体制で速報を出す体制を整えていたのは明らかだ。

 新浪網は、中国政府・外交部が6日午後に公式サイトで発表した、王毅外相の北朝鮮問題についての発言を「事前に圧力をかけた」として紹介した。

 王外相は「目下のところ半島情勢は徐々にマイナス・スパイラルに入りつつある。これは絶対に、どの方面の利益にもならないことだ」と指摘。

 さらに、「朝鮮(北朝鮮)は国際社会の反対を顧みず、(1月6日に)核実験を行った。国連安保理は制裁措置を追加する方向で、各国が協議しているところだった」と、追加制裁の流れがすでに確定していたと示唆した。

 ミサイル発射については「もしも北朝鮮がミサイル技術によって衛星を打ち上げたら、(核実験と)同様で、国際社会に認めてもらうことはできない。情勢をさらに複雑にすることになる」と主張した。

 王外相は、北朝鮮への制裁を「制裁のための制裁」であってはならないと主張し、事態打開のための6カ国協議の再開を強く訴えた。北朝鮮が中国に対する姿勢をさらに硬化することを食い止めると同時に、「北朝鮮がミサイル発射を強行した場合、中国も制裁の一層の強化やむなしと認識」していることを示したと考えられる。

 中国政府はこれまで、「本来ならば、北朝鮮が宇宙の平和目的で宇宙開発をすること自体は許される」と論じた上で、「国連安保理に禁止されている現状では認められない」との原則論を主張していた。6日発表の王外相の声明に、「本来ならば、認められる」の部分はなかった。(編集担当:如月隼人)(写真は王外相の発言を紹介する中国外交部サイトの画面キャプチャー)