台湾南部地震  死者7人に  負傷者増える恐れ  新幹線は一部で終日運休

写真拡大

(台北 6日 中央社)台湾南部で6日未明に起きた地震による死者は午後0時半までに7人に上った。負傷者は同3時20分現在437人。被害が最も大きかった台南市では各地で建物が倒壊。依然閉じ込められている人もおり、負傷者はさらに増える可能性がある。

▽死者7人 生後10日の女児も犠牲に

台南市永康区では17階建てマンションが4車線道路を塞ぐように倒壊。96世帯256人が住んでいたとみられ、午後3時20分までに247人の無事が確認されたが、生後10日の女児を含む5人が死亡した。現在も懸命の救出作業が続けられている。

中央災害対策センターによると、帰仁区内では倒れた給水タンクにぶつかり女性1人が死亡。別の男性1人もスチール棚の下敷きになり、病院に搬送後死亡が確認された。

▽多数の建物が損壊 40万戸で断水続く

台南市政府によると、市内20カ所で建物が倒壊したという。同市文化局の調べでは、市内の古跡24カ所でも亀裂がみつかるなどの被害が出た。衛生福利部(衛生省)では市内8カ所に避難所を開設。少なくとも104人が利用している。

水道管の破損などで台南では約40万戸で断水が続いている。水道事業者の台湾自来水公司は復旧作業を急いでいるが、給水再開の見通しは立っていないという。また、台南と高雄では約3600戸が依然停電している。

▽新幹線は南部で終日運休

台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)は架線が大きな被害を受けたとして一時台中以南で運休。午後4時すぎには台中―嘉義間で運転を再開したものの、嘉義以南では終日の運休が決まっている。

(陳偉テイ、楊思瑞/編集:齊藤啓介)