時代力量の黄国昌主席(中央)

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(台北 5日 中央社)野党・時代力量の黄国昌主席は5日、両岸(台湾と中国大陸)の最高指導者によるトップ会談について、反対はしないが、総統は必ず事前に立法院(国会)の承認や市民の同意を得なければならないとの考えを示した。黄氏は、総統が現職の馬英九氏から後任の民進党・蔡英文主席に代わってもこの主張は変わらないとしている。

馬総統は昨年11月7日、シンガポールで中国大陸の習近平氏と会談。両岸の最高指導者が顔を合わせるのは1949年の分断以来初めてだったが、実施が公表されたのは開催日の直前で、立法院に対する報告も会談後とされたため、野党などから批判の声が上がっていた。

対中国大陸政策について「現状維持」の方針を示している蔡氏も同月、条件が揃った場合には、習氏と会談する可能性について「排除しない」と発言しており、今後の動向に注目が集まっている。

黄氏は、中国大陸とのトップ会談で重要なのは何を話すかだと強調。もし大陸側が台湾に向けているミサイルの撤去や、台湾への武力行使を合法化する「反国家分裂法」の修正など、台湾に善意を示す提案を持ちかければ、時代力量は支持すると語った。

(王承中/編集:杉野浩司)