左からシャープの高橋興三社長、鴻海の郭台銘董事長=鴻海提供

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(台北 5日 中央社)鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長(会長)は5日、大阪市のシャープ本社で、経営再建中の同社の買収について、優先交渉権を得たと明らかにしたほか、今月末をめどに最終契約を結びたいと語った。

報道によれば、郭氏は、双方はすでに90%の部分について合意に達しており、最終契約の締結に向けて、何か問題があるとは思っていないと自信を見せた。また、買収後もシャープを分解はせず、同社のブランドは守ると強調。40歳以下の従業員について削減しない方針を示した。

一方、シャープは同日、鴻海側に優先交渉権を与えた事実はないと否定するコメントを発表。同日に双方が締結した合意書の主な内容に関して、「最終的な契約の条件について、適時かつ誠実に協議を継続する」「鴻海は、当社に提出した提案の有効期限を2016年2月29日まで延長する」と説明した。

郭氏は29日に記者会見を開く予定。

(鍾栄峰/編集:杉野浩司)