寒波の被害深刻なサバヒー  小売価格約4割上昇/台湾

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(台北 5日 中央社)先月22日に台湾を襲った寒波は、台湾各地の養殖漁業に深刻な被害をもたらしている。行政院農業委員会漁業署によると、一部地域で養殖池の個体がほぼ全滅する被害が出たサバヒーの小売価格は、4割程度上昇しているという。

寒波前は600グラム当たり約100台湾元(約350円)だったものの、ここ数日では同140元(約490円)前後に値上がりしている。

市場取引平均価格は、寒波前は1キロ当たり38元(約135円)だった。寒波後は凍傷を負った個体が出荷されたため、一時は同20〜30元(約70〜105円)まで値崩れしたが、今月3日になると供給量の減少により、同80元(約280円)余りまで高騰した。

ハタやハマグリ、ティラピア(台湾鯛)なども影響を受けたが、価格変動は小幅にとどまっている。

漁業全体の推定被害額は4日現在、32億5842万元(約114億3400万円)に達した。同委員会の沙志一副主任委員によれば、養殖漁業が寒波による被害を全面的に受けたのは初めてだという。

(楊淑閔/編集:名切千絵)