5日、強盗事件は珍しい話題ではないが、被害者に借用書を書いた強盗が中国で現れ話題を集めている。イメージ写真。

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2016年2月5日、強盗事件は珍しい話題ではないが、被害者に借用書を書いた強盗が中国で現れ話題を集めている。銭江晩報が伝えた。

先月28日夜、浙江省嘉興市に住む男性が駐車し自宅に向かって歩き出すと、すぐに黒ずくめの覆面の人物が現れた。覆面の人物は男性を後部座席に押し込み、現金9800元(約17万円)とキャッシュカードを奪った。その後男性に運転させ人気のないATMで5万5000元(約98万円)を引き落とさせた。

始終協力的な男性に気が緩んだのか、強盗犯は「私の母は他界し、父はがんで入院している。父の治療に60万元(約1000万円)必要なんだ。私もこんなことはしたくない」と身の上話をしたのち、男性のキャッシュカード1枚を奪って逃げた。強盗犯は立ち去る前に、男性に対し借用書を手書きし、氏名や身分証明書の番号を記入し2017年5月までに返すと書いた。

被害者の男性は無事自宅に戻ったあとすぐに通報し、警察は翌日深夜に強盗犯を逮捕した。警察によると、強盗犯が語った身の上話や借用書の情報は全て偽りで、強盗犯は半年前に結婚した31歳の男。ビジネスをするために高利貸しからお金を借りたが、返済に困り強盗を行った。事前に現場を下見しており、高級車に乗り小柄だった被害者に狙いを定めたという。借用書について強盗犯は、「男性が協力的だったので、借用書を書けば通報しないと思った」と語っている。(翻訳・編集/内山)