「ラクシーシンプル」は製造年月日から5年の使用期限となっており、床置きしたり、壁掛けして設置する(撮影:防犯システム取材班)

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 パシフィコ横浜で5日まで開催されている「第20回 震災対策技術展 横浜」に出展しているオーピーシー(日本ファイヤープロテクトと共同出展)は、投げ入れるだけで初期消火を行える消火用具「ラクシーシンプル」などの各種消火用具の展示を行った。

 実物が展示されていたのは全4種類で、火元にそれほど近づく必要がなく投げ入れるだけで初期消火が行える「ラクシーシンプル」をはじめとし、石油やガソリン類の消火にも対応する投げ入れタイプの「トスアウト」、トスアウトをケースから取り出すと大音量のブザーが鳴り周囲に火災を知らせることができる「トスアウトプラス」、天ぷら油火災をすみやかに消火できる「スティックアウト」となる。

 「ラクシーシンプル」は、日本消防検定協会が承認する「NS」マークを取得した製品で、ボトル状の同製品を火元に向かって投げつけると、周囲に消化剤(主成分はリン酸アンモニウム)が飛散して、すみやかに火を消す。

 特徴としては、一般的な消火器の場合だと火元に近づく必要があったり、人によって使い方に戸惑ってしまうことがあったが、同製品なら火元にそれほど近づかなくても、投げ入れるだけで消火できるので、女性や子ども、高齢者でも迷わず使いこなすこができる。また、ボトル状(重量870g)で持ち歩けるため、火災時に逃げ道を確保するといった使い方も可能だ。

 続いて「トスアウト」および「トスアウトプラス」は、基本原理やルックスは「ラクシーシンプル」と変わらないが、石油やガソリンといった通常では消えにくい火にも対応している。

 「トスアウトプラス」に関しては、設置用のケースから取り出すとブザーが発報する仕組みになっており、使用と同時に大音量で周囲に火災や異常の発生を知らせることができる。火災以外にも、仮に泥棒と鉢合わせしてしまった時など、投げつけることでの威嚇効果や、ブザーの発報により防犯ブザー的な効果も期待できる。

 そして「スティックアウト」は、「ラクシーシンプル」や「トスアウト」のように投げつけるといった使い方とは異なる製品で、天ぷら油火災を想定した製品。鍋にそっと入れるだけで(主成分は炭酸カリウム)油はねによる火傷を負うことなく消火を行う。なお、業務用のフライヤー火災を想定した製品「業務用スティックアウト」もあり、そちらはノズルを使って薬剤(主成分は炭酸カリウム)をフライヤーに注ぎ込むだけで消火を行う。

 各製品の定価は、「ラクシーシンプル」と「トスアウト」が5,500円(税別)、「スティックアウト」が880円(税別)、「業務用スティックアウト」が8,500円(税別)となる。「トスアウトプラス」に関しては、参考出展だったため、値段は取材時の段階では決定していなかった。

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