夏に自由契約となる32名の大物選手たち

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『Mirror』は「夏にフリーエージェントになる35名の選手たち」という記事を掲載した。

しかしそのうち3名は既に契約延長、あるいは移籍を行ったので除外。32名を紹介することにしよう。

ジョエル・マティプ

シャルケ04 / カメルーン代表DF

シャルケのCBを務めてきた長身のジョエル・マティプは、夏に契約が満了となる状況で、既にプレミアリーグのクラブから関心を集めている。

その候補はリヴァプール、そしてニューカッスル、サンダーランドだ。

エセキエル・ラベッシ

パリ・サンジェルマン / アルゼンチン代表FW

PSGで出番を失いつつある30歳のウインガーは、契約満了まで半年となっているものの、クラブは手放すことを認めなかった。

彼は豊富な経験と確かな実力を持っており、多額の賃金を要求するだろうが、欧州の列強も興味を示すだけの存在である。

ニコラ・エンクル

マルセイユ / カメルーン代表DF

フランス・リーグアンで屈指のセンターバックとして知られる彼は、マルセイユで数年間高い能力を発揮し続けてきた。

豊かな身体能力と確かな技術を備えている貴重な選手であり、イングランド・プレミアリーグ方面から大きな関心が寄せられているようだ。

エベル・バネガ

バレンシア / アルゼンチン代表MF

セビージャは、このアルゼンチンの司令塔エベル・バネガとの契約を延長することに苦労しているようで、今夏両者は別れてしまうかもしれない。

怪我に苦しんでいるものの、彼に対してはマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督も興味を示しているという。

マルティン・カセレス

ユヴェントス / ウルグアイ代表DF

ウルグアイのユーティリティ性あるサイドバックは、現在ユヴェントスであまり出番が与えられていない状況にある。

彼は既にビアンコネーリに留まる理由が見当たらない。冬にはリヴァプールの噂もあった。契約満了とともにチームを離れることになるだろう。

ミゲウ・ヴェローゾ

ディナモ・キエフ / ポルトガル代表MF

イケメン選手としても知られるミゲウ・ヴェローゾ。左利きながら両足を使え、センターバックとボランチをこなし、セットプレーも得意という珍しい選手だ。

ディナモ・キエフでは随分長くプレーしてきたが、29歳となってついに契約が更新されない可能性が高くなっている。夏のフリーエージェント市場では目玉になりそう。

スフィアヌ・フェグリ

バレンシア / アルジェリア代表FW

グルノーブルの下部組織で育成され、突然リーグ・アンでブレイクを果たした若きアタッカーは、スペインに渡って順調な成長を見せてきた。

今季は多くのクラブから関心を寄せられていると言うニュースが絶えることがない。バレンシアは彼が求める給与を支払うには厳しいと感じているとも……

ズラタン・イブラヒモヴィッチ

パリ・サンジェルマン / スウェーデン代表FW

先日大きな給与の増加を受け入れて契約を延長するというニュースが飛び込んできたが、今のところは何も固まってはいないようだ。

ブラン監督も彼との対話は待たなければならないと認めている。今季限りでチームを離れるのかどうか? カバーニやラベッシの去就にも影響してきそうだが…

ジャネル・エルキン

フェネルバフチェ / トルコ代表MF

2010年にフェネルバフチェへ加入したジャネル・エルキンは安定した攻撃力をチームにもたらし、中心的な存在としてプレーしてきた。

彼はかつてロシア・プレミアリーグでもプレーしていた経験があるが、まだ欧州レベルのビッグクラブに所属したことはない。

ロマン・ノイシュテッター

シャルケ04 / ドイツ代表DF

今季タックルの成功率61%、パスの成功率88%を誇っているシャルケのノイシュテッターは、守備的なポジションを複数こなせる。

もしこのままフリーになるようであれば、後方の人材に苦しんでいるクラブなら狙い目の1つになるはず。

ダリヨ・スルナ

シャフタール / クロアチア代表DF

欧州屈指のクロスマシンとして知られるクロアチア代表のキャプテンも、ついに長く所属したシャフタールとの契約が終盤を迎えている。

既に年齢は33歳となっているが、彼はまだまだ欧州の高いレベルでプレーすることが可能だ。

アルバロ・アルベロア

レアル・マドリー / スペイン代表DF

スペイン代表でも58試合に出場してきた男も、今季はまだ68分しか出場機会がない。決して厚くはない最終ラインの貴重なサブであるが、彼自身が状況に納得しているのかどうか。

32歳という年齢を考えても、どこか中心的な存在になれるクラブを探す可能性はある。

トニー・ヴィリェナ

フェイエノールト / オランダ代表MF

昨年夏にサウサンプトンへの移籍が決まりかけたものの、金銭的な交渉が上手く行かずに実現することはなかった。

彼はこの4年間急速に成長を見せてきており、既に他の国へステップアップする準備は出来ている。この20歳の選手がフリーで獲得出来るとするならば…

アンドリヤ・ジヴコヴィッチ

パルチザン / セルビア代表FW

この19歳のウインガーは、セルビアリーグで1つの台風の目となっている。既に7ゴールを決めた彼にはマンチェスター・シティやアーセナルのスカウトも注目する。

彼はまだ年齢を考えればビッグクラブへ移籍する時ではないのかもしれない。しかし、将来の投資として獲得するクラブはあるかもしれない。

メフメト・トパル

フェネルバフチェ / トルコ代表MF

29歳になったトルコ代表のメフメト・トパルは、フェネルバフチェの中心選手として多くの時間を過ごしてきた。

クラブが彼を放出するとなればかなりの驚きであるが、契約はまだ更新されていない。もし退団するならば、興味を示すクラブはかなり多いはず。

アンドレ・カリージョ

スポルティング・リスボン / ペルー代表FW

『NEXTロナウド』とも呼ばれた快足ウイングは、移籍希望を出してそれが叶わなかったことから、チームのメンバーから除外されている状況にある。

昨季はなんと18アシストを記録したサイドアタッカーは、今季限りでフリーになる。レスター・シティは1月に手を伸ばしていたとも言われているが、その後デマライ・グレイなどの獲得によって立ち消えに。

ステーヴ・マンダンダ

マルセイユ / フランス代表GK

マルセイユでキャプテンを務めているショットストッパーも、驚くべき事に契約の更新が為されていない。夏には新たなスタートを切ろうとしているという話だ。

ただ、一説にはチャンピオンズリーグ出場権を獲得した際には契約が自動的に延長されるという噂も。

グレゴリー・ファン・デル・ヴィール

パリ・サンジェルマン / オランダ代表DF

オランダ代表にも入っていた才能豊かな右サイドバックであるが、タフなセルジュ・オーリエがほとんど休まないために出番がかなり減少している。

彼自身はPSGに愛着を持っているものの、状況を考えればチームを離れることを厭わないという発言もあった。イングランドが希望であるとも。

アダム・ジョンソン

イングランド代表FW / サンダーランド

かつてマンチェスター・シティにも所属したジョンソン。サンダーランドで中心的な存在になっていたが、昨年未成年の女性と関係を持ったことによって逮捕されている。

このところは事件の余波もあってか彼のパフォーマンスが落ちていると言われており、サム・アラダイス監督も彼の契約を延長することにそれほど前向きではないとも。

イーゴル・デニソフ

ディナモ・モスクワ / ロシア代表MF

ゼニト、アンジ・マハチカラでプレーしたデニソフは2013年にディナモ・モスクワに加入。しかしこのところは周囲との関係が悪化している。

今年は監督のチェルチェソフを侮辱したことによって練習への参加を禁止され、指揮官交代によって処分を逃れるという状況も経験した。

アテム・ベナルファ

ニース / フランス代表FW

ニューカッスルで苦しみ、U-21の試合が公式戦とされてしまったことで昨年移籍にも失敗してしまったベナルファ。

半年間の浪人生活を経験して加入したニースでは、「どん底を見た男の強さ」を発揮。かつてのやんちゃぶりは身を潜め、圧倒的なテクニックで凄まじい存在感と結果を残している。

ロン・フラール

AZ / オランダ代表DF

今冬AZとの契約を結んだが、その期間は半年のみ。今季終了と同時にアストン・ヴィラとの契約も満了となる。

多くの関心は寄せられる事になるだろう。

ビクトル・バルデス

スタンダール・リエージュ / スペイン代表GK

マンチェスター・ユナイテッドとの関係がこじれてしまった彼は、背番号のない不遇の状況をようやく抜け出したが、スタンダールとの契約はレンタルだ。

ニューカッスルやチェルシー、そしてアンタルヤスポルが彼の獲得を狙っていると言われている。

ジェームズ・モリソン

WBA / スコットランド代表MF

有名歌手と同姓同名であるスコットランド代表MFは、今季限りで契約が満了となる。ただ、WBAがオファーを送ってもおかしくはないだろう。

毎年一貫性のあるパフォーマンスを見せてきた彼は既にクラブで9年目のシーズンを迎えている。

ガストン・ラミレス

サウサンプトン / ウルグアイ代表MF

2012年にサウサンプトンへとやってきた彼は、今冬ミドルズブラへと貸し出されているが、半年後には契約が満了となる状況だ。

ロナルト・クーマン監督は既に彼を戦力として考えていないが、これまでの実績は豊かで、多くのクラブが関心を示しそうである。

ジュニア・ホイレット

QPR / カナダ代表FW

昨年カナダの代表チームに招集されることになった彼は、先日就任したハッセルバインク監督の元でようやく復活を見せている。

ただ、週4万5000ポンドの給与はQPRにとって重い負担となっており、チームは夏に彼を放出しようとしていた。

ジョン・テリー

チェルシー / 元イングランド代表DF

チェルシーの歴史上でも有数の選手であるジョン・テリーは、クラブとの契約は延長されないとして、今季限りでの退団を公表した。

ヒディンク監督はまだ正式に決まったわけではないと話しているが、彼の目は既に次の活躍の場へと向いている可能性は高い。

マイケル・キャリック

マンチェスター・ユナイテッド / イングランド代表MF

この10年間マンチェスター・ユナイテッドの中盤で存在感を発揮し、心臓部として活躍を見せてきたキャリック。怪我が増加しており、なかなかこのところはチャンスを得られない。

ダレン・フレッチャーやリオ・ファーディナンドのように、彼もキャリアの最後に他のクラブへと去って行く可能性が高い。

マテュー・フラミニ

アーセナル / 元フランス代表MF

彼が出場した試合は52回の無敗を記録中である。しかしその契約については、まだ来季のものが結ばれていない。

フラミニ自身はアーセナルに残りたいと話しているものの、クラブ側はそれだけの価値を示すよう選手に求めている。残り半年の動きが注目されそうだ。

ステファヌ・セセニョン

WBA / ベナン代表

ル・マンやパリ・サンジェルマンで活躍したセセニョンは、イングランド・プレミアリーグでかなり浮き沈みの激しいキャリアを送っている。

今季は15試合に出場するなど存在感は見せているが、来季の契約はない。

アハマド・アル・ムハンマディ

ハル・シティ / エジプト代表MF

かつてプレミアリーグでもプレーしたエジプト代表のエネルギッシュなウイングは、2部リーグで継続的な活躍を見せて評価を高めている。

彼の契約もまだ延長されていないのは驚きだ。多くのクラブが関心を寄せることになるだろう。

マルティン・デミチェリス

マンチェスター・シティ / アルゼンチン代表DF

スピードを欠いていると言う者もいるかもしれないが、彼は豊かな経験を生かして自分の仕事を十分にこなすことが出来る選手だ。

もちろん年齢は既に35歳となっており、母国アルゼンチンに復帰したいという希望も隠していないが、まだヨーロッパでのキャリアを続けられるだけの力はある。