4日、中国浙江省寧波市の路上で「信号無視」をした車に賛辞が贈られている。

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2016年2月4日、中国浙江省寧波市の路上で「信号無視」をした車に賛辞が贈られている。

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2日午後6時過ぎ、脳出血患者を搬送中の救急車が、帰宅ラッシュと重なり混み合う交差点に差しかかった。進行方向の信号は赤で、道路には車が埋まり左にも右にも避けようがなかった。「救急車は信号が変わるまで動けない」と誰もが思ったそのとき、感動的な事が起きた。救急車の前方に止まっていた3台の車が赤信号を無視して横断歩道の先まで前進し、救急車に道を空けたのだ。

中国では渋滞がひどい場合には救急車に道を譲れなかったり、あるいは譲ろうとしない車もある。また、救急車に道を譲るために停止線を超えたことで、違反切符を切られたというケースもあった。救急車を運転していた袁(ユエン)さんは、3台の車の運転手に感謝を示し、「救急車にドライブレコーダーは付いていなかったが、(信号無視が救急車によるものだという)私の証明が必要なら必ず行きます」と話している。

地元の交通警察はこの件について、「客観的に見て適切に処理します。(信号無視をした)当事者が不利益を被ることはありません」としている。

この報道に、中国のネットユーザーからは、「素晴らしいこと」「人間味がある!」「善人にはよい報いがあるべきだ」といった賛辞がある一方で、「当然のこと。多くの人がこの意識に欠けているだけ」といった冷静な見方も。また、前述の事情から救急車に協力しづらいことについて、「『救急車や消防車に道を譲るのは義務である』と国が法律に定めるべき」との意見も見られた。(翻訳・編集/北田)