乳がんの発症率 を低下させる方法がある!?

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最近の統計によると、日本では、 乳がんの発症率 、死亡率ともに増加をしています。
毎年、女性の12人に1人が乳がんを発症し、死亡率は、2010年以降上昇しています。乳がんの発症数、死亡率を減らす事は、非常に深刻な課題となりつつあるのです。

体脂肪率が低い人、毎日運動する人は 乳がん発症率 が低い


イギリスで行われた、National Cancer Research Instituteの学会で、この課題解決に寄与する新たな研究結果が発表されました。

その発表によると、オックスフォード大学の研究グループが閉経後の女性125,000人を対象に、調査をしたところ、最近3年間で調査対象の約9%にあたる1,100人以上が乳がんを発症しました。

体脂肪率が低い人(平均体脂肪率27.6%)は、高い人(平均体脂肪率45.4%)よりも、乳がん発症リスクが約50%低いという結果がでたそうです。

また、毎日15分以上ランニング等の運動をおこなっている人の乳がん発症率は、体脂肪率に関係なく、行っていない人の5分の1という結果も報告されました。

乳がんの発症率 を低下させる為に…毎日のランニングがおススメ


このように、適度な運動は乳がん発症リスクを下げる効果があることが実証されています。
しかし、日々の生活が忙しく、運動不足気味、でもジムに行くのは面倒だし、時間も無いと言う方が多いのではないでしょうか?そんな忙しい方にお勧めなのが、手軽に始められるランニングです。家の周りを、毎日走るところから始めてみませんか。

とはいえ、いきなり長い距離を走っても、カラダに良くないのは言うまでもありません。無理をせずに、ゆっくりと息のあがらないペースで始めてみましょう。

ダイエットの為には、毎日20分以上のランニングが効果的とよくいわれますが、走る距離に余り神経質にならず、無理をせずに、まずは始めてみること。
慣れてくれば、時間をのばしてもよし、距離をのばしてもよし、自分のからだと相談しながら継続することが重要です。

また、手軽に始めると言っても、ランニングシューズには注意をしたほうがいいでしょう。ランニング初心者は、膝を痛める事がありますので、シューズはクッション性が高く、底の厚いものを選びましょう。
特に、標準より体重の多い方は、負担が大きくなりますので注意が必要です。

ランニングは、乳がんの発症リスクを低下させるだけでなく、気持ちのリフレッシュにも効果があります。 風を感じながら、走る事は、疲れたこころも癒してくれるに違いありません。

執筆:Mocosuku編集部