冬が終わり春の始まりを示す立春。毎年2月4日が立春だと思っている人がいるかもしれませんが、実は違うのです! 立春はどうやって日を定めるか? 立春にちなんで食べるサザエとその健康効果についてご紹介しましょう。

立春は2月4日じゃない?!

立春は2月4日に定まっているわけではありません。「太陽の角度が315度になる日」が立春です。そのため2月3日が立春になる年もあるのです。また、1日だけを指して立春と呼ぶのも間違いで、「節分の翌日から雨水の前日までが立春」とされています。雪が雨に変わり、氷が溶け始めるという意味を持つ雨水は、今年は2月19日。立春は「2月4日から2月18日まで」の期間になります。

立春の花弁餅(はなびらもち)

立春には朝生和菓子を食べる風習がありますが、代表的なものとして花弁餅(はなびらもち)が挙げられます。ゴボウと味噌あんを求肥(ぎゅうひ)で巻いたお菓子が花弁餅。平安時代に宮中で「お歯固めの儀」という風習があり、白い丸餅に紅色の菱餅を重ねて、さらにさまざまな食べものを乗せて食べたのが始まりとか。梅の花びらに見立てて餅を薄く丸い形にしたといわれます。

サザエのタウリンで冬の疲労回復

春から夏にかけて産卵期に入るサザエは、今の時期がもっともおいしいとされています。冬季の体の疲労を回復させる食べ物として、立春に食べることが推奨されています。サザエは、ビタミンとミネラルのバランスが抜群の食品です。主成分はたんぱく質、ビタミンA・B群・C・E・Kと各種ミネラル。貝類ではタウリンの含有量が一番多くなっています。タウリンは疲労回復によいとされて栄養ドリンクに含まれる成分でおなじみですね。血液中の悪玉コレステロールを抑制して善玉コレステロールを増やす作用や、胆汁やインスリンの分泌を高めたり、血圧を安定させたりするはたらきも持ちます。アルギニンも豊富で、成長ホルモンの分泌を促進し、免疫力を高めますし、滋養強壮に効能があります。

今日はこれらの食べ物を上手に取り入れて、大切な人と春の始まりをお祝いしてみては?

writer:松尾真佐代