中国の中央軍事委員会機関紙の「解放軍報」は3日、1日付で新たに発足した中国五大線区の司令部を紹介する特集記事を掲載した。尖閣諸島を含む東シナ海や台湾方面を担当する東部戦区については「硝煙臭がただよってくる」などと表現した。(写真は解放軍報の3日付報道の掲載面キャプチャー)

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 中国の中央軍事委員会機関紙の「解放軍報」は3日、1日付で新たに発足した中国五大線区の司令部を紹介する特集記事を掲載した。尖閣諸島を含む東シナ海や台湾方面を担当する東部戦区については「硝煙臭がただよってくる」などと表現した。

 各戦区司令部の紹介部分に小見出しをつけた。筆頭で紹介した「東部戦区」は、「硝煙臭がただよってくる」と、とりわけ扇動的だ。本文では「強烈な硝煙臭が漂ってくる」と、表現をエスカレートさせて繰り返した。

 中国がこれまでの「七大軍区」を「五大戦区」に編成替えする際に、陸・海・空・ミサイルの各軍の統一的運用を重視したという。「東部戦区」の紹介では、「地理環境、気象、空域、海域、作戦データ、電磁波周波数など、数十種類の情報」が表示され、当番者が絶えず監視し、処理をしていると紹介した。

 南シナ海や東南アジア方面を担当する「南部軍区」では、「第一走者として全力で走る」との小見出しで、新たな組織づくりに全力を挙げることを強調した。中央アジア方面を担当する「西部戦区」では「編成を合わせ力を合わせて鉄の拳」の小見出しで、各軍の協調を示した。

 ロシアやモンゴル方面を担当する「北部戦区」は「正確さを期しよい局面を切り開く」、首都圏防衛を担当する「中部戦区」は、「学習して強くなり、戦いを謀る」の小見出しとした。

 記事は全体として、各司令部の極めて緊迫した雰囲気と頼もしさを強調した。戦前の日本の軍の広報が再現されたような雰囲気すら漂う。(編集担当:如月隼人)(写真は解放軍報の3日付報道の掲載面キャプチャー)