2日、韓国のセウォル号の惨事で娘を失った父親が生活苦により真相究明活動を中断することを明らかにしたが、韓国のネットユーザーからは冷ややかなコメントが数多く寄せられている。写真はソウルに設置された追悼リボン。

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2016年2月2日、韓国・プレシアンによると、14年4月、韓国の旅客船セウォル号の惨事で当時高校生だった娘を失った父親キム・ヨンオさんが、生活苦により真相究明活動を中断することを明らかにした。

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キムさんはこの日、自身のフェイスブックに「(惨事の)真相究明と安全な社会の実現のための活動を、一時的に中断することになった」との内容を掲載した。キムさんはまた、「これ以上お金を借りる先もなく、日々の生活費や家賃の支払いにも事欠き、仕事を探している」と厳しい懐事情を告白、「お金がなければ闘うこともできない」と、活動中断の理由を説明した。

キムさんの長女ユミンさんは当時、修学旅行でセウォル号に乗っていて犠牲になった。キムさんはこれまで、セウォル号特別法の制定を求め40日間以上のハンガーストライキを行うなど遺族としての活動を続けており、韓国では「ユミンのお父さん」として知られている。

しかし今回の報道に韓国のネットユーザーから寄せられた声は、「やりたいようにどうぞ。誰も止めないよ」「お金が要るっていうアピールか」「そりゃあ、働かなければ稼げないさ。闘いより、募金運動をしたいんじゃないか?」「脅迫まで始めた」「ストライキを続ければ?」など冷ややかなものが多い。こうしたコメントの裏には、遺族が活動を続ける一方で、高額の賠償・補償金を手にしているとの認識があるようだ。

またこの他にも、「子どもを失った悲しみは分かるけど、適当な所で終わらせるべきだった。今はセウォル号という言葉が出るだけでうんざりする」「あなたの言う真実とは何?」「このやり方は違う。もう醜くさえ見えるよ」など厳しい声が寄せられた。(翻訳・編集/吉金)