日本ではクリスマスや誕生日のほか、お中元やお歳暮など生活のいたるところで「物」を贈る習慣があるが、これは中国も同様だ。しかし、贈り物に対する考え方には日本と中国とでは違いがあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本ではクリスマスや誕生日のほか、お中元やお歳暮など生活のいたるところで「物」を贈る習慣があるが、これは中国も同様だ。しかし、贈り物に対する考え方には日本と中国とでは違いがあるようだ。

 中国メディアの捜狐はこのほど、「日本人はどうして包装を大切にするのか」と題する記事を掲載し、日中の「包装」に関する違いを分析し、紹介した。

 記事はまず日本の贈答の習慣について、正月やバレンタイン、クリスマスなど「1年を通じて贈り物をする習慣がある」と紹介。特に、お中元とお歳暮はお世話になっている人へ日ごろの感謝を示す機会だと説明した。

 しかし贈り物に対する日本人の見方について中国人は、「日本の贈り物は包装がきれいだが、中身は重視しない」という印象を抱いてきたという。一時流行した笑い話では、日本人から美しく包装されたプレゼントをもらったが、包装を1枚開くと、また包装してあり、10枚開いてやっと出てきた美しい木箱のなかには、爪楊枝が1本入っていただけで非常に失望したという話がある。これは誇張された作り話ではあるものの、中国人が日本の贈り物文化に対するイメージを表しているという。

 記事によれば、この笑い話から「日本人は贈り物そのものが高級かどうかは気にしないこと」が分かるという。それに対して中国人にとっての贈り物は、「見返りとして世話を要求するもの」であり、贈り物次第で見返りの内容も変化するので、贈り物は高級であればあるだけ良いとされ、それならば現金が良いということになって賄賂となってしまうと説明した。

 この点、日本の贈り物が中国と異なるのは純粋な感謝の表れであり、「順序」が逆である点だ。日本では先に世話になり、その後にお礼として贈り物を贈るという順が一般的だろう。記事は、感謝を物で表すという考え方のため、贈り手は感謝であふれているとし、「これは日本人がなぜ贈り物の包装を重視しているかの答えだろう」と分析している。

 近年は、日本でも過剰包装を見直そうとする動きもあるが、ふろしきをはじめ、日本には「美しく包む」という文化があるのは事実だ。美しく包装することで、感謝の気持ちを伝えたいというのは日本人としての自然な気持ちだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)