1日、中国四川省自貢市栄県の高速道路料金所で、13元(約240円)の費用をめぐって患者を搬送中の救急車が7分間にわたり料金所スタッフと口論したことが話題となっている。写真は中国の救急車。

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2016年2月1日、中国四川省自貢市栄県の高速道路料金所で、13元(約240円)の費用をめぐって患者を搬送中の救急車が7分間にわたり料金所スタッフと口論したことが話題となっている。3日付で華西都市報が伝えた。

救急車は70代の重篤患者を別の病院に転院させるため搬送している途中だった。病状は思わしくないため一刻を争う状況で、救急車は料金所に差し掛かると「重篤患者が乗っている。通してくれ!」と料金所のスタッフに伝えたが、スタッフは「規定では救急車も料金を支払う必要がある」と返答し、双方は7分間に渡り13元の料金をめぐって口論。最終的に救急車は料金を支払って通行した。

この騒動について救急車の運転手は、「他の料金所では緊急事態だと伝えるとすぐに通してくれた。もちろん患者を搬送していない時は料金を支払っている。緊急時は通してくれるのが慣例だと思っていたため、料金所スタッフと口論になった」と説明。

一方料金所の責任者は、「国の関連法には、救急車が高速道路の料金を支払わなくてもよいとは書かれていない。料金所で料金を徴収せずに救急車を通しているのは料金所側の柔軟な対応によるもの。ただ、救急車が緊急事態かどうかはスタッフの判断に委ねられる。監視カメラを見る限り、当時救急車のサイレンはなっておらず、スタッフと口論する余裕があったため、緊急事態ではないと判断し規定に従い料金の支払いを求めた」と述べた。

このほか病院側は、「患者の命は何よりも尊い。本来時間を急ぐべきである救急車が止まって口論している時点で責任を果たしていない」と運転手や関係者を厳しく罰すると語っている。

幸いにも7分間の口論は患者の容体に影響を与えなかったが、患者家族は「7分間の口論が原因で万が一予想外の事態が発生したらいったい誰が責任を取るのだろうか」と医療スタッフの対応に難色を示した。(翻訳・編集/内山)