台湾・台北市で渋滞が深刻化、交通違反の取り締まり強化へ

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(台北 3日 中央社)台北市内の交通渋滞が深刻だ。わずか1キロの道のりを進むのに30分かかるケースもあり、市民から不満が噴出している。

1月末には台北市と近隣の新北市を結ぶ忠孝橋上で起きた事故により、台北駅周辺の広範囲で交通がまひ状態に。自転車専用レーンの設置工事で車道が狭められた箇所もあり、雨天時にはこれまで渋滞していなかった場所でも長蛇の車列が見られるようになった。

柯文哲市長は一連の渋滞について、ガソリン価格の下落や雨天、旧正月(今年は2月8日)前の買い出し需要などでマイカー利用が増加したことが原因と指摘。2月下旬まで道路掘削を伴う全ての工事の中止を決めた。

ただ、ドライバーのマナーの悪さが渋滞悪化に拍車をかけている側面もある。進路が渋滞しているにもかかわらず、交差点内に進入して停止し、ほかの車両の通行を妨害する車も多いからだ。

これを受け同市では、渋滞発生の要因となる交差点での交通違反取り締まりを強化する方針を発表。警察官による車両の誘導のほか、赤信号側の車両が停止線を超えたら即座に取り締まるなどして交差点内の空間確保を目指すとしている。

(黄麗芸、顧セン/編集:齊藤啓介)