日本を訪れる中国人旅行客が増えているが、中国人旅行客は日本で何を感じているのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本旅行を通じて感じ取った日本のさまざまな長所について紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客が増えているが、中国人旅行客は日本で何を感じているのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人が日本旅行を通じて感じ取った日本のさまざまな長所について紹介している。

 記事はある中国人の見解として、日本でもっとも感銘を受けたのは「清潔さ」だと紹介。日本では大通りだけではなく、狭い脇道にもゴミが落ちていないことが普通だ。そのため、どこでもゴミを投げ捨てる中国人に対し、「日本人は汚い環境を我慢できないが中国人は汚い環境に慣れてしまっている」と主張。なぜなら幼稚園から小学校、中学校、高校に至るまで校内の不潔な環境でずっと生活しているからだと指摘した。確かに中国の大学には校内の食堂に平然と痰を吐く学生さえいるのが現実だ。

 また、日本の地下鉄を利用した際の出来事を紹介。日本では携帯電話で大声で通話している人を見かけなかったと指摘、人に迷惑をかけないことが日本人の原則であり、この原則が「魂に深く浸透している」と指摘。これは孔子が述べた「自分にしてほしくないことは人にもしてはいけない」という教えの実践だと論じた。

 記事は日本人が道徳規範を「実際に実践している」点に感動を示している。中国には1980年代に提唱された「五講四美三熱愛」という行動規範があるが、口先だけで実際に実践できていないと指摘。強制されないのに他人を気遣う日本の社会道徳を日本人の大きな長所と見ているようだ。

 また日本の百貨店のスタッフやエレベーターガールたちは1日当たり2500回のお辞儀をすると記事は紹介。「毎日このようにお辞儀することは決して簡単なことではない」とし、こうしたことができるのはひとえに仕事を尊ぶ心の表れだと指摘している。記事が「決して簡単なことではない」としたのは、こうした仕事を尊ぶ態度を中国人の従業員に実践させるのが非常に難しいと知っているからだ。もしお辞儀1回につき報酬が発生するなら別かもしれない。しかし日本人は強制されずとも率先して仕事に対する敬意を表す。

 記事はこうした態度を「真の愛国主義」と関連付けている。中国の愛国主義者たちに対して、ネットで愛国主義を語るのは簡単なことだが職業における自分の務めをしっかり果たしてこそ真の愛国主義だと主張。結論として、日本のこうした長所を認め、真剣に自己改善を図ってこそはじめて日本を超えることができると論じているが、そのためには日本人の長所の背後にある理由や社会的な環境にも留意する必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)