スマホ利用がパソコンを超えたネット通販、なにが危険なの? 陥りやすいスマホ通販での失敗予防策

写真拡大

今やネット通販は、店舗での買い物にかわって、買い物の主流になっている。すこし前はネット通販と言えば、パソコンを使うのが多かったが、今は、スマホ利用がパソコンを越えてしまっている。

スマホであれば、パソコンと違って、いつでも、どこでも通販を利用できる。
スマホでの通販利用は、手軽に。簡単に、買えるからこそ、気を付けたいことがある。

●ポチっと押す前に、もう一度、考えてみよう
スマホでは、最初から買い物が目的ではなく、移動中や待ち時間などに通販サイトを見ることも多い。
いわゆるウィンドウショッピングのようなものだ。

しかし、見て楽しむつもりが、つい欲しくなって、気がつけば[購入]ボタンを押していた……ということも。

この、「つい」、「手軽に」、購入ボタンをポチッと押せてしまうのが、スマホ通販のキケンなところだ。
人によっては、勢いやノリなど、ゲーム感覚で購入してしまう人もいる。
スマホ通販では、購入ボタンを押す前に、もう一度、考えてから押そう。
・本当に欲しい商品なのか
・本当に使う目的のある商品なのか

●スマホ通販で後悔しないためのコツは“いったん保留”
スマホ通販で気をつけないといけないのが、急いで購入することだ。
目的地に到着したり、待ち合わせの相手が来たり、出かける時間がせまったり、在庫が少なかったりと、急いで購入したくなるのもわかる。

しかし、こういった場合は、 “いったん保留”にしよう。

保留にして、日を置き、時間に余裕のあるときに購入するか、判断をしよう。
ネット通販では、衝動買いは禁物だ。

スマホの場合、スピード購入が多いのが特徴だ。
見て、欲しいと思ったら、すぐに買ってしまうことが多い。

その結果、「思っていた商品と違った」「届いたら欲しくなかった」などと、あとで後悔しないために、“いったん保留”のクセを付けよう。

●今月の支出やクレジットカードの利用額は把握できているか?
ネットショッピングは、「お金を支払う」実感が薄い。
いまやネット通販の支払いは、クレジットカード支払いが主流だからだ、
「安い物しか買っていない」
「そんなにカードは使っていない」
そう思っていても、翌月の請求額に驚いた経験がある人もいるはずだ。

単価が小さい商品でも、数が増えれば、大きな支払いになる。塵も積もれば、なのだ。
当たり前のことだが、
・今月、ネット通販で使える小遣いは、あといくらあるのか
・クレジットカードの利用額は、今いくらになっているか
これらを、常に把握しておこう。そうすれば、通販での使い過ぎを抑えられるはずだ。

●購入額を把握する クレジットカード以外での支払いもある
インターネットを利用するにあたり、セキュリティに絶対はないと、考えたほうがいい。
ネット通販には、クレジットカード決済のほかに、銀行振り込み、代金着払い、コンビニ決済などがあるが、意外に手間がかかり面倒だ。

最近では、銀行発行のデビットカードなど、クレジットカード以外の支払い方法もできるようになっている。
デビットカードは、ネット通販でクレジットカードのように使えるが、預金口座に紐付けされているので、支払い金額や預金残高も把握しやすい。

●通信販売はクーリング・オフできない?
ネットショッピングで気を付けたいのは、購入をキャンセルしたくなっても、通信販売ではクーリング・オフ(契約解除)できないということだ。ショップによって、商品発送前のキャンセルや返品・交換などは可能なケースもある。
しかし、通販ショップの規約は、ショップごとに異なるので、規約をよく読み、理解してから購入するようにしよう。

実際の商品を手に取って確認することができないからこそ、サイズや素材、質感、模様のディティールなど、商品情報を細かくじっくりとチェックする必要がある。