1日、中国のポータルサイト・網易に、「書店でタダで本を見てはいけないのか?」と題する記事が掲載された。写真は中国の書店。

写真拡大

2016年2月1日、中国のポータルサイト・網易に、「書店でタダで本を見てはいけないのか?」と題する記事が掲載された。

先日、ある動画が中国のネット上で話題になった。女性客が「立ち読み」を理由に、書店から追い出される様子を映したものだ。店員は、「ここは新華書店。本を売っている場所であって、本を読む場所ではありません。買わないなら出て行って下さい」と話している。

日本人にとって、店員の主張は当然のようにも思えるが、中国ではこれが論争になる。記事タイトルを見ても分かる通り、中国では「立ち読み」はごく当たり前の光景。立ち読みどころか、地べたや本棚の端に座り込んで売り物である本を読む人の姿が、書店の至る所で見られる。

ネットユーザーの意見も割れている。書店の対応を疑問視する人からは、「え?おれも新華書店をずっと図書館のように使ってた」「日本にいるけど、コンビニで立ち読みする人は多いし、ほとんど買う人はいない。別に正常だろう」「私は十数冊立ち読みしてから、そのうちの数冊を購入する。大人だから購入できるが、若者はお金がないかもしれない。店員は子どもの自尊心を傷つけ、夢を壊した!」といった声が寄せられている。

一方、書店を支持する人たちからは、「間違ってない。店がやってるのは慈善事業じゃなく商売。金を払わずに本を読みたければ図書館に行け」「私が書店に本を買いに行くと、買いたい本は1〜2冊しかなく、どれも立ち読みされてボロボロになってる。今はネットで買うことが多くなった。図書館のように利用したら、書店はみんなつぶれちゃうんじゃない?」などの意見が寄せられている。

書店で本を立ち読みすることは日本でもよくあることだが、問題はその程度と「他人に迷惑をかけない」という意識の有無ではないだろうか。立ち読みはあくまで内容の確認にとどめるべきである。また、あるユーザーが「重要なのは本を傷つけてはいけないということ」とコメントしているように、「書店や後に購入する人に迷惑をかけない」という意識があれば、店側もそこまでとがめることはないだろう。(翻訳・編集/北田)