レシピも豊富で栄養価も高い「卵」。でも、卵ってコレステロールが高いから1日1個までってよく聞きますが……。実はこの常識は間違いだったのです。みんながあまり知らない卵のことをまとめてみました。

完全栄養食品とも言われる卵

一般的な卵(鶏卵)は無精卵ですが、卵にはヒヨコを育てるための栄養素が詰まっているため、完全栄養食品と言われるほど栄養価の高い食材。卵2個で成人が1日に必要な量の約26%摂れるタンパク質をはじめ、皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAやビタミンB2、カルシウム摂取のサポートや免疫力アップに必要なビタミンDなどが豊富です。そして卵黄に含まれているコリンという脂質は脳内に吸収されやすく脳を活性化してくれます。このコリンは中性脂肪を調節する役割もあるんですよ。また、豊富に含まれているメチオニンという必須アミノ酸は抗酸化力が高く、体内の活性酵素を除去してくれます。こんなに栄養豊富な卵ですが、栄養価が高過ぎるから控えめに食べたほうが良いのでしょうか?

「卵は1日1個まで」は間違いだった!

「卵はコレステロールが高いからあまり食べないほうが良い」というのは、100年以上も前のロシアでの実験結果が元なのだそうです。それも"ウサギに卵を食べさせたら血中コレステロールが増加し、動脈硬化が起こった。だから卵はコレステロールを増やし動脈硬化の原因になる"というもの。そもそもウサギは草食動物ですから、卵を与えればコレステロールが増えるのも病気になるのも当たり前。人間にはあてはまりません。そしてこれまでは食材からコレステロールを摂ると心疾患や脳卒中などに罹りやすいと言われてきましたが、健康な成人の場合、コレステロールの摂取が心疾患や脳卒中に影響はないことがわかりました。むしろ悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やしてくれるのが卵なんです。

ダイエット中にも積極的に食べたいのが卵だった!

良質なタンパク質とアミノ酸を含む卵は、筋肉を作るのに欠かせない食材。ダイエットの基本は筋肉を増やして脂肪を燃やしやすくすること。1日2個の卵でタンパク質やアミノ酸、ビタミンも摂れるため、実はダイエットに取り入れている人も多いんです。最近はヨウ素やDHA、αリノレン酸を多く含む栄養強化卵もあるので試してみては。

今までコレステロールを気にして目玉焼きが1個だった人も、安心して2個の目玉焼きを作ってくださいね!


writer:しゃけごはん