Q:冬の乾燥したこの時期は、毎年、ドライアイがひどくなります。仕事でパソコンを使うことが多いのですが、とても辛いのです。何とか軽くしたいと思いますが、対処法についてアドバイスをお願いします。(27歳・情報処理会社勤務)

 A:おっしゃるとおり、冬は空気が乾燥しがちです。空気の乾燥は、すべてのものから水分を奪います。人間の体からも水分が取られるため、潤いが失われ乾燥します。肌はカサカサになり、鼻の穴の中までも乾燥します。
 当然ですが、目も水分が失われやすく、乾燥しがちです。加えて、エアコンも空気を乾燥させる一因となります。そういった条件のもと、パソコンやスマートフォンなどを長時間操作していると、目にどういう影響がもたらされるでしょうか。
 それらの機器を操作しているときは、液晶画面を凝視します。すると、瞬きの回数は必然的に減ります。

●目を休め瞬きをしよう
 目は、瞬きすることによって涙の分泌が促進されます。瞬きの回数が減り、あまり瞬きをしないと涙の分泌は低下します。ですから、仕事でパソコンを使う場合も、できるだけ時々手を休め、目も休めるようにしたいもの。
 その際、眼球の上下の骨のきわを指で押すとよいでしょう。目の水分や血液の循環を促進する効果があります。ただし、眼球は絶対に押さないでください。
 また、涙の分泌が低下したり、目がかすんだりすると目をこする人がいますが、止めるようにしましょう。こすっても涙の分泌が促されるわけではないし、眼球によくありません。
 その他、遠くを見て瞬きをする方法も役立ちます。前述したように、瞬きは涙の分泌を促進するのです。
 パソコンワーク中も、瞬きをしたほうがよいに決まっています。仕事に集中すると忘れてしまうでしょうが、できるだけ意識してください。
 幸いなことに、ドライアイの症状には、ヒアルロン酸などの保水成分の入った目薬や、保水成分を分泌しやすくする目薬もあります。ふと気が付いた時に、これらを活用することもお勧めします。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。