日本国内で日本円の偽札を見たことのある人は恐らくいないだろう。だが、中国では偽札を掴まされるリスクが日常的にあるのが現実だ。年々、偽札を掴まされるリスクは減少しているようにも見えるが、中国国内では今なお偽札を製造している組織の摘発が後を絶たない状況にある。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本国内で日本円の偽札を見たことのある人は恐らくいないだろう。だが、中国では偽札を掴まされるリスクが日常的にあるのが現実だ。年々、偽札を掴まされるリスクは減少しているようにも見えるが、中国国内では今なお偽札を製造している組織の摘発が後を絶たない状況にある。

 日本の法律では、偽札の製造は刑法第148条の「通貨偽造及び行使等」に問われることとなり、偽造は厳しく取り締まりが行われているが、それは中国も同様だ。通貨や紙幣の偽造が行われ、大量に流通すれば、国内で流通する通貨の量が増え、インフレにつながる可能性があるほか、国としての信用も暴落してしまうだろう。

 だからこそ偽札の偽造は各国で厳しい取り締まりが行われているわけだが、中国では今なお偽札が流通しており、銀行のATMから偽札が出てきたという酷いケースもあるほどだ。そのため、スーパーやタクシーなどお金のやり取りの際には、念入りに偽札でないかを確認する人も少なくない。

 偽札が身近にある中国からすれば、偽札がほぼ存在しない日本の状況は驚きのようだ。中国メディアの捜狐はこのほど、日本への留学を検討している中国人留学生に向けて、「日本では偽札を掴まされる心配はない」ことを伝えたうえで、その理由を考察した。

 記事は、「日本で偽札を手にする機会は、宝くじに当選する確率と同じくらいではないか」とし、日本で偽札を手にする機会はまずないと紹介し、中国人の立場から言えば「非常に不思議な感覚」と論じた。

 さらに、日本で偽札が流通していない理由の1つとして、日本円の紙幣は非常に高度な技術が数多く採用されており、偽造が困難であることが挙げられるとし、世界でもっとも偽造が難しい紙幣の1つとされていることを紹介した。また、日本に留学する中国人に向けて、「日本ではアルバイトで稼いだお金やATMで引き出した紙幣に対し、触ったり、光にかざしたりして真偽を確かめる必要はない」と論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)