親子仲良く「のこったのこった」

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健康診断の結果、体重が7キロ減ったと分かった木村清志さん(仮名、以下キヨシさん)は大喜び。ただ、2015年9月開始以来4か月目に入ったダイエットは少々足踏みが続く。

「10キロ減量」との最終目標達成には、運動を継続するしかないと確認したが、おりしも冬真っただ中。ただでさえ「ソファーが友達」のキヨシさんにとって、寒さ厳しい外に出て体を動かす意識がなかなか高まらない。

横綱キヨシ山、自宅で息子2人と大相撲

「週末、子どもを連れてアスレチック施設に行ってみます」と話していたキヨシさん。運悪く、家族が体調を崩して延期になったという。

キヨシさん「どこにも外出できないけど、体は動かさなきゃと思ったので、家の中で息子2人と相撲を取りました」

身長178センチ、体重は現在78.2キロの横綱キヨシ山。小結の長男坊(小5)と、前頭の次男坊(小1)の挑戦を受けた。けがをしないように押しあったり、息子2人を持ち上げたりと大奮闘。長男はかなり大柄で、キヨシ山でも苦戦するが、最後は父親としての威厳を見せつけたとご満悦の表情だ。息子たちもうれしそうだったという。

編集部「取り組みはどのぐらいの時間、続いたんですか」
キヨシさん「20分ほどですね。最後は私が疲れたので終了しました」
編集部「で、その後は奥様にちゃんこ鍋をつくってもらったと」
キヨシさん「そうしたいところですが、ダイエットのはずがたくさん食べちゃうと本末転倒になるので諦めました」

息子たちと遊ぶのは楽しいというが、週末の運動らしい運動はこれだけ。本来なら外に出て体を動かすところだが、「やろう」と思っても行動に結びつかない理由は、ただひとつ。

キヨシさん「だって、寒いじゃないですか」

確かにそう。でも、このまま何もしないと春を迎えるまで全く運動できないことになってしまう。

妻のある「ひと言」で急展開が訪れた

週末だけなら、運動のチャンスはまだある。先日中止となったアスレチック施設も、家族全員が元気になれば行く予定を立てている。ただ毎週遠出するのは大変だ。夫人や息子たちの都合もあるだろう。ひとりでウォーキングのような有酸素運動を続けて欲しいのだが、「やっぱり寒いしなあ...」としり込みしてしまった。

平日の運動継続も、なかなか定着しない。背筋を伸ばす「仕事中ダイエット」を試みているが、最近は停滞気味だ。やはり強い意志でやり通すのは無理なのか...。

ふと、キヨシさんがこうつぶやいた。

キヨシさん「実は妻も、ダイエットを始めたいと言い出したんです」

これまでキヨシさんを強力にサポートしてきた夫人が、夫の奮闘ぶりと「それなりに」スリムになった体型を見て、自らもダイエットへの意識が高まったというわけだ。

編集部「これは大チャンスかもしれません。1人より2人でなら、少々つらいことでも挑戦できるじゃないですか」
キヨシさん「(ちょっとうれしそうに)夫婦二人三脚か...いいかもしれません」

さっそくメニューを考えた。平日朝は、夫婦の出社時間が違う。例えばキヨシさんが朝、駅まで徒歩で夫人を送るのはどうか。いったん帰宅して時間が来たらまた家を出れば、ウォーキングの機会が増える。ところが、

キヨシさん「ムリですムリムリ。朝起きられないし」

即答だった。そうでした、以前、早起きして家の周りをウォーキングする計画を立てたものの、あっさり挫折した経緯がありましたね。

やはり夫婦一緒にできる運動の方がよさそうだ。二人の時間が合うのは帰宅後の夜。そうなると、家の中でできるトレーニングが現実的だろう。

編集部「自転車をこぐとか、トレッドミルを買うとか」
キヨシさん「うーん、予算の問題が」

悩んでいると、夫人からメールが届いた。

キヨシさん「どれどれ...妻は、『スロートレーニングはどうか』って提案してきました」

「お互いに励まし合えば、大丈夫」

スロートレーニングは、文字通りゆっくりした動作でいろいろなエクササイズを行うもの。例えばスクワットなら、ゆっくりしゃがみこんでゆっくり立ち上がるのを繰り返すが、この間は休んではいけない。

重い器具を使わないので、筋肉が損傷する心配はない。半面、効果は絶大だという。J-CASTヘルスケアでも以前、「スロートレーニング ダイエットに美肌効果といいことだらけ」の記事で詳しい方法を紹介している。

新たに用具をそろえる必要はなく、室内で手軽にできる。大きな音を立てて近所迷惑になる心配もない。キヨシ夫妻にとって理想的な方法だろう。

あとは、平日夜に毎日続けられるかどうかだ。

キヨシさん「お互いに励まし合えば、大丈夫」

自信満々の表情。残念ながら、これまで運動だけは成果が上がっていないだけに、夫婦の絆で突破口を見いだしてほしい。