香水のベースノートに使われて「香りの女王」とも呼ばれるイライランは、マリリン・モンローが愛した香水「シャネルNO.5」の主成分です。冬の保湿対策におすすめしたいハーブですが、ほかにどんな効能があるのか、使い方はどうすればよいかを知って、冬の乾燥する肌に使ってみましょう。

イランイランはどんな植物なの?

イランイランはバンレイシ科の植物で、熱帯地方で育ちます。香りの高い黄色い花が樹木に咲きます。語源はマレー語の「アランイラン」で「花の中の花」という意味。インドネシアでは新婚の夫婦のベッドにイランイランの花を撒いておくという習慣が受け継がれています。古くからヘアケアやスキンケアに使われていますが、インドネシアでは、イランイランとココナツオイル、ウコンの花を使って「ボリボリ」というスキンケアクリームが作られています。

イランイランの主成分とリラックス効果

イランイランのエッセンシャルオイルの主成分は、リナロール、ゲラニオール、β-カリオフィレン、酢酸ベンジルなどです。リナロール、ゲラニオール、β-カリオフィレンにはリラックス作用があり、呼吸を鎮めて心拍数を減少させるはたらきがあります。ストレスや興奮が鎮まり、前向きに活動したい気持ちを起こさせる効果を持ちます。皮脂バランスをコントロールする作用もあるので、乾燥肌・脂性肌の両方におすすめできるハーブです。この時期は暖房で乾燥しがちなお肌のケアになりますね。β-カリオフィレンや酢酸ベンジルは芳香成分で、ホルモンのバランスを整える作用が期待できます。生理不順や更年期障害などにも効能があるといわれています。酢酸ベンジルは、ジャスミンやクチナシなどにも含まれる成分です。

イランイランで女性性を思いっきり高めて

眠る前のバスタイムに湯船にエッセンシャルオイルを1滴垂らしてアロマバスにするのが手軽な利用方法。またベッドルームに、ディフユーザーで拡散すると安眠効果が。カップルでロマンチックな夜を楽しむ時にもぴったりの香りです。
イランイランの濃厚な香りに爽やかさをプラスしたいならオレンジ、レモン、ベルガモットなどとブレンドするとよいでしょう。甘い雰囲気を演出したいならラベンダー、ムーディでオリエンタルな感じを演出するならサンダルウッドとブレンドしてみてくださいね。

writer:松尾真佐代