28日、中国新聞網は記事「成績ではなく“品格”を大学入試の判断材料に、ハーバード教育学大学院の提言に華人社会は反発」を掲載した。もし“品格”を重視する改革が実現すると、アジア系の進学はハードルが上がることが予想される。写真は中国人学生。

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2016年1月28日、中国新聞社によると、成績ではなく品格を大学入試の判断材料にするとのハーバード教育学大学院(HGSE)の提言に、華人社会が反発している。

米華字紙・世界日報によると、ハーバード教育学大学院は20日、報告書を発表した。従来の大学入試はSATと呼ばれる統一学力試験によって決定されてきたが、過酷な受験競争を緩和し低所得層の進学を促すために、コミュニティーへの参加や家庭での貢献、思いやりや意欲を重視する改革を行うべきだと提言している。

この提言に反発したのが在米華人だ。米国の名門私立大学では合格者の20%以上がアジア系。華人を含むアジア系には教育熱心な家庭が多く学力が高い傾向が強いだけに、従来の方式は有利に働いてきた。もし品格を重視する改革が実現すると、アジア系の進学はハードルが上がることが予想される。

学力が出身家庭の収入と比例していることから、提言は学力以外の要素を取り入れるべきと主張しているが、ある華人女性は「華人の多くは衣食を節約してまでも子どもの教育に投資している。点数がいいのは両親と子どもの努力のたまものであって、お金持ちだからではない」と憤慨している。(翻訳・編集/増田聡太郎)