ノンシリコンシャンプーはすべての人の髪や頭皮に優しい…それって勘違い!?

写真拡大

ここ数年、人気が上昇している“ノンシリコンシャンプー”。ナチュラルなイメージがあるため、髪や頭皮に優しいという印象があるようだけれど、すべての人に合うというわけではないよう。日本化粧品検定協会の代表理事で、コスメコンシェルジュとして活躍している小西さやかさんは、「髪質に合わせて判断する必要があります」と言う。

シリコン入りのシャンプーのほとんどは、ラウレス硫酸という洗浄成分を配合しているもの。これは汚れをきちんと落としてくれるメリットがある半面、脱脂力と洗浄力が優れているために、髪がきしんでしまうことも多いそう。

「その難点をカバーするために、シリコンオイルを入れたシャンプーが、俗に言う“シリコン入りシャンプー”です。これは髪表面の摩擦を少なくし、髪1本1本をやさしくコーティングするので、きしみを防いでくれるのです」(同)

一方、ノンシリコンシャンプーは、多くの場合、アミノ酸系やベタイン系といった洗浄成分を配合しているとか。これらの洗浄成分は、洗浄力がマイルドなので、普段から頭皮や髪が乾燥しがちで、汚れが髪に溜まらない人と相性がいい。

「ただし、もともと頭皮の皮脂分泌が多い人が使用すると、毛穴の奥の汚れがきちんと落ち切らない可能性があります。その結果、洗髪後でも頭皮や髪がベタベタしてしまうことがあるのです」(同)

自分の髪や頭皮のコンディションに合ったシャンプーを使うことで、健康的な頭皮と美しい髪を維持して。

小西さやか
日本化粧品検定協会の代表理事を務める。大手化粧品メーカーでの6年間の研究開発の経験を活かし、科学的視点から美容、コスメを評価できるスペシャリスト“コスメコンシェルジュ”として活動中。その知見から無駄なお手入れを省いた最短最適な美容法「なまけ美容」を推奨。今まで、毎週200種以上の化粧品を評価。その鋭い評価が好評で、各種の雑誌やメディアで新作コスメの評価を担当している。著書は「日本化粧品検定協会(R)公式 コスメの教科書―1級・2級対策テキスト」(主婦の友社)、「なまけ美容入門―「科学的な分析」でムダを省いたキレイの魔法」(主婦の友社)、「90パーセントのクチコミは間違っている?!  勘違いだらけのコスメ神話 (ビーズアップビューティブック)」(スタンダードマガジン)、「効果が9割変わる「化粧品」の使い方 すっぴんも、メイク後もキレイな人の習慣」(青春出版社)。