学生の窓口編集部

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1月28日放送、「めざましテレビ」(フジテレビ)では、人工知能が囲碁のプロに勝利した件。グーグルが開発した囲碁のコンピューターソフト「アルファ碁」が世界で初めてプロ棋士に勝った。囲碁はその複雑さから、チェスや将棋よりも格段にソフト開発が難しいとされていた。これまでに開発されたソフトは、すべてプロ棋士に勝つほどの能力を備えていなかった。今回は囲碁のヨーロッパチャンピオンと5回戦って、すべてに勝利した。

3,000万通りの碁石の配置を理解して、10の360乗通りの対戦パターンに対応できる。3月には賞金100万ドルをかけて、世界トップクラスの棋士イ・セドル氏と対戦することが決まっている。囲碁でプロ棋士に勝つことはまだ時間がかかって無理だと思われてきたが、アルファ碁は、対局者の動きを学習することで、膨大な計算時間を省き、計算をスムーズに行う。この技術は、病気の画像診断や天候の予測などの技術への応用が期待されているとのことだった。

これまで、チェスや将棋などでも人工知能が勝利してきた。だが、チェスの場合は一手で考えられる手は平均24通りしかない。だが、囲碁の場合は、一手ごとに200通りのパターンが増えていく。そのため、人間のほうが有利と考えられてきたのが現状だった。

人工知能は、献立アプリなどにも使われている。献立アプリは5,000以上のレパートリーの中から、その人にあった献立を提案してくれるサービスで、カギとなるのが人工知能だ。献立アプリは冷蔵庫に入っている食材から、献立を提案してくれるサービスだ。頼りになるのが買い物メモがついていて、献立に必要な食材を一覧表示してくれるのだ。

毎日の献立だけでなく、着回しアプリを使えば、着回しを他のユーザーが提案してくれる。使い方は自分の服を画像で登録するだけだ。

韓国企業では、婚活アプリに人工知能が搭載され、会話のサポートをしてくれる。チャットのネタを提供したり、過去のチャットで重要だと思うやりとりを保存したり、相手の心理状況に応じて適切な内容をアドバイスしてくれたりする。相手の文章から表面だけでなく隠された感情や文脈を総合的に判断するのは、実はすごく複雑な情報処理が必要だ。それを人工知能によって代替してくれることで、婚活をサポートするのだ。